松本 綾子|社員インタビュー|株式会社三越伊勢丹 新卒採用情報

社員インタビュー INTERVIEW

松本 綾子 <span>AYAKO MATSUMOTO

海外へ、マネジメント領域へ
自ら成長の機会を求め、進化を遂げる。

松本 綾子 AYAKO MATSUMOTO
SPA事業部 クロージング営業部

※組織、役割に関する記載は、2019年3月現在の情報です。

学生時代、アルバイトで培った販売能力を活かそうと、三越伊勢丹に入社。

学生時代は飲食店のアルバイトに熱中、当時はゲーム感覚で、客単価のアップとお店の回転率を上げることばかり考えていました。ここで培った販売能力は社会でもきっと活かせるはずと、おもてなしに定評がある三越伊勢丹にエントリーしました。地域限定正社員として入社後は、伊勢丹新宿本店の婦人服のお買場に配属され、スタイリストからリーダーまでを経験する中で、店頭の仕事をみっちりと身に付けました。そして入社8年目に総合職転換試験を受け、総合職になりました。

松本

セレクトショップのリーダーに。しかし、満足いくマネジメントはできなかった。

三越伊勢丹は仕事の成果がキャリアに直結し、自ら将来の可能性を開くことができます。2013年には「リ・スタイルTOKYO」という新たな自社編集セレクトショップのリーダーになりました。40人の若手メンバーを率いる立場になりましたが、当時は日々の店舗運営をしっかりやり遂げることで手一杯。リーダーになったら、スタイリスト時代に培った販売スキルを活かして、後輩を育成したいと思っていましたが、実際は自分が満足いくような働きかけができず悔いが残りました。

社内公募制度で米国三越への出向が実現。ダイバーシティの本質を学ぶ。

2015年には自分自身のおもてなしのレベルアップを図るべく社内公募制度に応募、希望叶って1年間、フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド内にある米国三越に出向しました。現地では、さまざまな考え方や習慣を持つ仲間やお客さまと触れ合う中で、多様な価値観を受け入れることの大切さを学びました。部下の指導に当たる際、以前は「どうしてできないのか」と悩むことが多かったのですが、単に自分のやり方を押し付けてもその人は伸びません。最近では相手を許容し、その人の良さを引き出すマネジメントへと変化し、自分の考え方の土台が大きく変わったような気がします。

全国の三越や伊勢丹に販売方法を指導する、スーパーバイザー的役割を担う。

2016年に帰国すると日本ではインバウンドのお客さまが目立つようになっていました。英語を活かすチャンスと意気込みましたが、配属先はSPA(製造小売り)事業部というところでした。三越伊勢丹では自社で商品づくりに取り組んでおり、私は商品を企画する事業部の立場から、全国の三越や伊勢丹に販売方法を指導するというスーパーバイザー的な役回りを担うことになったのです。

長年磨いてきた販売ノウハウを活かし、影響力を拡げていく。

海外事業部門のメンバーは、本当に個性的です。それぞれが自分なりの興味関心を持っており、それを仕事にとりいれるのがとても上手だと感じます。部署や担当の垣根を越えての情報共有や連携もお手の物です。また、社員の経歴も様々です。伊勢丹や三越でバイヤーや店頭マネジメントの経験者、海外店舗で研修を受け、国内に戻ってきた若手など様々なバックボーンを持った社員がいます。それぞれに強みを持った人たちに関わっているうちに、果たして自分は何ができるのだろうと改めて考える時間が増えました。様々な方から刺激をいただきながら、もっともっと経営の分野で知見を広げていきたいと思っています。

やりたいことを追求した結果、自分の適性に気づいた。

私がいま一番やりたいことは、メンバーの育成です。ただし、自分流のスタイルで現場をマネジメントし、人を動かすにはやはり一定の裁量が与えられる立場になる必要があります。そこで2017年にマネージャー昇格試験を受験、晴れて合格し、2018年4月からはマネージャーとなりました。もともとマネジメント職を目指していたわけではなく、自分がやりたいことを追求していった結果、通過点に昇格試験があったという感じです。人の考えを変えることは簡単ではありませんが、私は本人の考えを受け入れつつ、チームが目指すべき方向に導くことが得意で、我ながらマネジメント職向きだと思っています。

フレームの中を「埋める」仕事から、フレームそのものを「創る」仕事へ。

昨年は他企業様に招かれ、講演にも挑戦しました。ファッションに興味がない方々にファッションアドバイスを行う企画で、参加者には大変好評でした。現在は2名の部下をマネジメントする立場となり、これまでは他者が作ったフレームの中を「埋める」仕事をしていたのが、今は自分自身がフレームを「創る」側になったことを実感しています。自分のマネジメントをぶらすことなく、常に同じゴールを向いて部下に指針を示すことの難しさを痛感し、就任後半年間は壁にぶつかって悩むこともありました。でも人は誰でも失敗を重ね磨かれていくものです。ここには失敗した挑戦者をカバーしてくれる先輩もたくさんいます。自分のキャリアは自分で作っていく。それが三越伊勢丹らしさです。

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