三越伊勢丹ホールディングス
情報システム統括部 システム開発推進部
2016年入社 /プランニングスタッフ 土屋 亘
※組織、役割に関する記載は、2023年2月現在の情報です。
三越伊勢丹ホールディングス
情報システム統括部 システム開発推進部
2016年入社 /プランニングスタッフ 土屋 亘
※組織、役割に関する記載は、2023年2月現在の情報です。
三越伊勢丹グループの情報を発信する新規メディア・サービスの構築と運営を担当しています。チームは私自身が作った社内の小さな会社のような組織なので、戦略策定や運営も行っています。
例えば三越伊勢丹は様々な分野のクリエイターとの取組が多いですが、文化を紡いでいきながら、アップデートもしていくクリエイターの姿勢にかっこよさを感じます。絶対になくしてはいけないモノ・コトに全力で取り組むことも「かっこいい」と思います。表層的なかっこよさだけでなく、本質的なかっこよさに惹かれます。そんなシンプルな自分の感情に、いつも素直でありたいと思っています。
大学ではプロダクトデザインを専攻しました。視野を広げるため、アメリカのニューヨークに留学。現地でたくさんの「クリエイター」と仲良くなる中で、自分はものづくりを究めるよりも人と人とを繋ぎ、優れたモノ・コトを発信する担い手のほうが向いていると確信しました。帰国後はジャーナリストを目指そうと、大学院では政治学研究科に進学。しかしITやデザインに対する興味関心は相変わらずで、VCやスタートアップのインターンに参加したり、フリーランスの編集ライターとしてコラムを執筆したりして働いていました。最終的にマスメディアに進まなかったのは、クリエイターの傍で、文化をポジティブに発信したいと考えたからです。
三越伊勢丹に就職を決めたときは周囲に驚かれました。他に内定をいただいていたIT大手等よりも、祖母は「知っている会社だ」と喜んでくれていましたが。笑
しかし私は気にしませんでした。デジタルビジネスを学んでいた私は、これからはプラットフォームよりも、コンテンツやユーザーとのエンゲージメントの深さこそが価値になると考えていたからです。日本で最も上質なモノ・コトが「百貨」で揃う三越伊勢丹は、まさにコンテンツの宝庫であり、「のれん」の伝統と信頼があります。デジタルを使って新しいカタチで発信すれば、きっと商機は無限にあるはずだと感じました。入社後は伊勢丹新宿本店に配属になり、婦人服のお買場で販売を経験。上質で高感度の高い商品が持つパワーに直に触れ、とても勉強になった期間でした。
入社2年目にデジタル部門に異動し、プロダクトオーナーとして「三越伊勢丹アプリ」の立ち上げを担当しました。何度もお客さまが訪れてくださるようなアプリにするためには、継続的かつ魅力的なコンテンツの供給が必要です。そのうち自分自身が発信したいと考えるようになり、入社4年目で自社制作による新しいコミュニケーションメディアの構築をやらせてほしいと経営陣に提案。それが受理され、新しいチームを作らせてもらいました。当時の企画書を見返してみると、稚拙な部分が目に付きます。当時の私に新規事業を任せてくれた、経営陣の方々の凄さに改めて驚いてしまいます。
現在は、立ち上げた3つのサービスのマネジメントを主に担当しています。1つはお客さまとクリエイターと三越伊勢丹が「好き」でつながるコミュニティメディア(第一弾としてチョコレート好きコミュニティ「ツール・デュ・ショコラ」を運営中)。2つ目は、YouTubeチャンネル「GUIDE by ISETAN MITSUKOSHI」。そして3つ目は三越伊勢丹グループの動画制作を行うサービスです。ショコラティエやソムリエ、靴磨き職人などのプロフェッショナルにご登場いただき、他にはないリッチなコンテンツ提供が強みです。特に「コミュニティメディア」は顔が見えるお客さまとクリエイター、そしてお客さま同士を繋ぐ、リアルで温かい交流の場としてご好評をいただいており、私のやりがいになっています。新しいことばかりなので日々大変ではあるのですが、他部署や関連会社の方々から共感いただき、助けてもらっています。挑戦する人間を励まし、応援するカルチャーが、私の活動を支える原動力になっています。