
三越伊勢丹のDNA
三越伊勢丹グループは、「マス向け」の百貨店ビジネスから、お客さま一人ひとりに寄り添う「個客業」への変革を進めています。従来の「館業」を脱却し、デジタル技術やデータ分析を駆使しながら、お客さまのニーズに合わせた提案やサービスを強化。アプリやカードを活用したパーソナライズドマーケティングを高度化して、お客さまとのつながりをさらに深化させるとともに、より豊かで多様な顧客体験価値の提供を目指しています。
“デパートメントストア宣言”から120年が経過した今、“館”業(=マス向けビジネスモデル)から、“連邦”と“まち化”を手段に、“個客業”への変革と進化を実現。
・世界中からお客さまを集め、識別化し、つながったお客さまに多様な顧客価値を提案する“個客業”へ進化
・連邦活動により各事業の連携を深め、新たな事業機会の獲得によって利益を拡大
三越伊勢丹グループは、「まち化」の中核として、圧倒的な独自性により 世界中から顧客を惹きつける特別な百貨店を目指しています。基幹3店の進化や デジタル接点の強化、海外顧客向けサービスの拡充により、顧客接点を拡大。 グループ全体の会員プログラム拡大や外商ネットワーク強化を通じ、 長期的な顧客基盤を構築します。
基幹3店の方向性
伊勢丹新宿本店 :世界一・唯一無二の「最新・最先端」
三越日本橋本店 :比類なき「伝統・文化芸術・暮らし」
銀座から世界へ発信する「グローバルストア」~革新・品格・多様性~
世界中から顧客を集める「個客業」を確立。
海外事業では、成長戦略におけるフェーズを「選択と変換」から「展開と深堀」へと移行し、事業拡大を本格的に推し進めていきます。「展開」の取り組みでは、集客力の高い“日本の食”による、独自性と収益性を兼ね備えた自社運営モデルを構築。「深堀」では、小売とレジデンスやオフィスを組み合わせた複合不動産開発を目指します。
同時に建装・物流事業のユニークポイントを強化。
不動産事業では、“まち化”実現に向けた不動産開発計画を具体化。2027年までにエリア計画を精緻化し、2028〜2030年には先行案件に着手します。あわせて建装事業では、オフィスのエグゼクティブフロアや高級住宅リノベーションなど高付加価値案件の獲得を強化。物流事業では、百貨店物流のノウハウを活かし、サービスの外部展開に取り組みます。
百貨店で長く培ってきた「ならではの価値」を提供。
カード領域では、ラインナップ刷新でグループ顧客のカード会員化を強化。ポイント制度などのアップデートにより利用促進を図ります。金融領域では、エムアイカード会員に加えて三越伊勢丹アプリを利用するお客さまにも新金融サービスを提供し、収益拡大を目指します。
収益拡大とビジネスモデルの進化を推進。
各事業のユニークな強みを活かし、グループ内製化を加速。カード会員・WEB会員を中心とするお客さまや店舗、外商など三越伊勢丹グループが持つアセットを最大限活用しながら、外部営業を強化していきます。