赤井 捺美|社員インタビュー|株式会社三越伊勢丹 新卒採用情報

社員インタビュー INTERVIEW

赤井 捺美 NATSUMI AKAI

入社2年目から店舗の企画立案に参加。
思う存分、仕掛けていきたい。

赤井 捺美NATSUMI AKAI
取材時所属部署
食品・レストランMD統括部 マーチャンダイジングディビジョン
※組織、役割に関する記載は、2020年3月現在の情報です。

『三越伊勢丹は劇場です』。人事の一言に感銘を覚え、入社を決意。

子供の頃からモダンバレエに熱中し、社会人になったら何か人の心を動かす仕事がしたいと考えていました。三越伊勢丹に就職する決め手になったのは、人事の方の『三越伊勢丹は劇場です』という一言。数百年続く実店舗を持ち、お客さまに感動や笑顔を届ける場、それが三越伊勢丹だという話に感銘を覚え、私はこの劇場で踊るんだ!と即決しました。

赤井

入社2年目で、
三越銀座店の催事企画を任される。

入社して一番驚いたことは、若手社員への権限委譲の大きさです。入社2年目、私が三越銀座店の和菓子のお買場でスタイリスト(販売員)として働いていた時、突然上司に「1週間のミニ催事を企画してみて」と言われたのです。自分なりに一生懸命考え、『コーヒーと合う和菓子特集』というタイトルの催事を企画。お取組先との商談やチームの従業員への説明も自分でこなしました。右も左も分からず取り組んだ仕事でしたが、多くの人の応援もあって無事に成功。この時の経験が自信となり、その後の自分を支えてくれました。

菓子店のパティシエがいる厨房まで足を運び、粘り強く交渉。

入社3年目になって、今度は和菓子と洋菓子の仕入れを担当する商品係に。そしていきなり三越銀座店のクリスマスとバレンタインデーのテーマ設定を任されたのです。まだ3年目なのに、そんな重要なことを私が決めてもいいの?と半信半疑で取り組み始めました。菓子店のパティシエがいる厨房まで足を運び、断られながらも粘り強く交渉したり、商品のカタログをつくったり。毎日が嵐のようでしたが、お客さまが笑顔でカタログを見てくださっている姿を店頭で見たときには、すべての努力が報われた気がしました。

三越銀座店全館を巻き込んでの、バレンタインデーのプロモーションを立案。

入社4年目にはもっと多くの社員を巻き込んだ仕事をしてみたいと、バレンタインデーに三越銀座店全館をピンク色にするというプロモーションを立案。自ら宣伝や装飾など様々な部門に働きかけました。多くの方々にご協力をいただき、三越銀座店全館ピンク色に装飾された時には、一人の力では決してできない、全員でひとつのものを作り上げる喜びを改めて感じることができました。

サステナブルな社会の実現に向けて、自分に何ができるかを考えた。

入社5年目からは現場を離れ、三越銀座店食品部門の広告媒体や目標の策定を担当する部署に異動。それまでは担当の洋菓子のことしか考えていなかった私でしたが、異動によって視野が広がり、企業の社会貢献というテーマに取り組みたいと考えるようになりました。三越伊勢丹が企業として成長するだけではなく、三越伊勢丹が展開するビジネスそのもので社会課題の解決や、人々が幸せになるサステナブルな社会を実現していく。もちろんそれらは、私一人ではできない壮大なテーマです。しかし、すぐに動き出せることはきっとあるはずだと、三越銀座店のショッピングバッグをつくるというアイデアを思いつきました。

赤井 捺美 NATSUMI AKAI 02

店頭で働くスタイリストの意見を反映しての、「エコバッグ」づくり。

三越銀座店ではいわゆる「エコバッグ」がなかったこともあり、来店されるお客さまに、何か来店された記念やお土産になるようなものをつくりたいという発想から生まれたものです。三越銀座店で働くスタイリストを巻き込むことにもこだわったので、スタイリストに様々なヒアリングをかけて形をつくりこみました。そのため4回も作り直しをしたのですが、結果的にはお客さまにも大好評。お客さまと日々接している従業員の声をしっかり反映し、あくまでもお客さま目線で制作したことが、結果に結びついたのだと思っています。

部長会議に参加し、方針決定の場で事業運営を学ぶ。

現在は食品統括部という部署に異動になり、新宿・日本橋・銀座を中心に経営に近いポジションで様々なことを学んでいます。三越伊勢丹には各カテゴリーのスペシャリストはたくさんいるのですが、全体を俯瞰したマーケティングはまだ十分とはいえません。そこをいかに強化していくか、様々なトライアルをしているところです。また、最近では勉強の一環として部長会議にもアシスタントとして参加しています。部長陣から徹底して求められるのは、いかにお客さま視点で物事を考えるか、ということです。私のような若手社員にも意見を求められるので、毎回とても緊張しますが、せっかくのチャンスと考えて作成する資料にもできるだけ自分の意志や考えを込めるようにしています。

若手社員に次々とチャンスを与えてくれる、三越伊勢丹。

入社してからいままで、改めて振り返って思うのは、三越伊勢丹はよく私のような若手社員に次々とチャンスを与え、大きな仕事をやり遂げる場所を用意してくれたな、という驚きです。いま会社が変化の途上にある中、若手社員に期待してくれていることをひしひしと感じています。

「若者のリアル店舗離れ」は、本当か。

若者はECサイトでモノを買うから、リアル店舗は求められていないのではないか。そんな声を時々耳にしますが、私はそうではないと思います。むしろ、若者はよりリアルな場、誰かと一緒に楽しさやワクワクを体験できる場をより一層求めているのではないでしょうか。人々がワクワクできる場を演出するのは、百貨店がもっとも得意とするスキル。楽観的な考えかもしれませんが、むしろこれからが百貨店が輝くチャンスだと思うのです。若手社員が積極的に参加することで、もっと面白い百貨店をつくっていけるのではと期待が膨らむばかりです。