神谷 将太|社員インタビュー|株式会社三越伊勢丹 新卒採用情報

社員インタビュー INTERVIEW

神谷 将太  SHOTA KAMIYA

既存の枠を取り払い、
心が動く企画を発信していきたい。

神谷 将太SHOTA KAMIYA
取材時所属部署
婦人・雑貨・子供MD統括部 新宿婦人営業部
※組織、役割に関する記載は、2020年3月現在の情報です。

最先端モードを提供する「リ・スタイル」のバイヤーとして。

伊勢丹新宿本店本館の3階、婦人服のお買場(売場)にある「リ・スタイル」は、伊勢丹にとって特別な場所の1つです。最先端のモードを伊勢丹からお客さまに提案する自主編集ショップとして約25年前に誕生した「リ・スタイル」は、当時から現在に至るまで、圧倒的な独自性と集客力を誇る「ファッションの伊勢丹」を象徴する場だといえます。私は「リ・スタイル」のバイヤーとして、国内はもちろん、パリやニューヨークから商品の買付けを行い、商品における全責任を担っています。

神谷 将太  SHOTA KAMIYA

デジタル・EC時代のいまだからこそ、
我々が取り組むべきこと。

最先端のファッション情報が、SNSやインターネットを通じて一瞬で拡散される。そんな時代にあって、「リ・スタイル」はこれまで以上にお客さまに「共感」と「偶然」をご提供する場でなければならないと私は考えています。たとえば、「リ・スタイル」が発信する価値観や考え方に共感いただく。またはお店に来たからこそ巡り会える偶然の出会いを楽しんでいただく。つまり、デジタル・オンラインを最大限に活用して世界中のお客さまに発信し、それと同時にリアルな店舗でしか味わえないファッションのワクワクやときめき、一目惚れを提案することにもいままで以上に力を入れて、お客さまに感動をお届けすることが「リ・スタイル」の目指すべき姿なのです。

チャレンジングな企画だった「カスタマイゼーション」。

「リ・スタイル」のバイヤーになってから、これまで様々なことに挑戦してきました。
その中の1つとして、新しいマーケットを創造するために、あるブランドと協業したカスタマイゼーション企画にチャレンジしました。カスタマイゼーションとは、お客さまのお好みに合わせて洋服をカスタマイズするという取り組みです。カスタマイズのアイデアをデザイナーさんに話したところ、素敵な発想ですねと共感してくださり、よしチャレンジしよう、となりました。しかし一般的に洋服をカスタマイズすると、既存の服よりも価格がとても高くなってしまいます。悩んだ末に思い出したのが、三越伊勢丹と古くからお取引がある、国内の生地工場の存在でした。

世の中へ強いメッセージを発信することも、「リ・スタイル」ならできる。

ファッションとは自由や個性、多様性を尊重する表現の一形態だと考えれば、時には世の中に強いメッセージを投げかけることも、「リ・スタイル」ならできるし、やるべきです。いまは、ワクワクやときめきといった高揚感が足りない時代だと思っております。だからこそ「リ・スタイル」は、これまで以上に世の中に求められる存在になっていくのではないかと思っています。

お客さまの心を動かした、『わたしだけの1点物』。

生地工場には、多種多様な在庫生地が眠っています。デザイナーさんとともに数十社の生地工場に足を運び、丹念に生地を探して回ったところ、素敵な生地をいくつも「発掘」できたのです。この生地を使うことで、お客さまはデザイナーが選んだ数十種類の生地を実際に店頭で見ていただき、好きな生地を選んでオーダーできる。通常よりもリーズナブルに、スピーディに提供できるというメリットも生まれました。『わたしだけの1点物』を創ることができるこの企画は、お客さまからとても大きな反響をいただきました。また、売上としても想像を超える結果を出すことができたのです。さらに、工場にとっても在庫生地を消化できるというメリットを生むことができました。

神谷 将太  SHOTA KAMIYA 02

あえて、既存の価値観・考え方の真逆をいく。

企画のアイデアの土台は、いまの時代へのアンチテーゼです。サステナブル(持続可能)な社会の実現が叫ばれるいま、商品の「大量生産・大量廃棄」とは真逆の、「超少量生産・超少量販売」というスタイルがこれからの時代の価値になるのではないか。そうした呼びかけに、お客さまが共感してくださった一例です。これは、2016年度の企画なので、時代に先駆けてチャレンジできました。

プロモーション企画「アンチ・イージー~考える服~」に込めた想い。

また「リ・スタイルプラス」では、有名ブランドのタグを「あえて」切り取った商品を店頭で販売するという企画にもチャレンジしました。お客さまはブランド名が確認できない中で、自分の感性だけを頼りにお買い求めいただく。これまでにない、非常にエッジが立ったプロモーションです。もちろん、「ブランド」に対しては大きなリスペクトがあります。一方、ファストファッションやECが台頭し、何もかも便利になっていく一方で、どこか画一的な印象がある、いまというイージーな時代。そのアンチテーゼとして、私はこの企画を「アンチ・イージー~考える服~」と名付けました。ファッションやデザイン、クリエーションとは何かを、このイベントを通じてお客さまと一緒に考えたい。そんな想いを込めたのです。

様々な関係者の方々に、粘り強く交渉。企画を成功に導いた。

もちろん、この企画を実現するまでには、相当な苦労がありました。ブランドさんにとって、ブランドのロゴが入ったタグは自分たちの存在価値そのものです。そのタグを取って販売するというのですから、社内外で大きな反発がありました。しかし国内・海外問わず様々なブランドと粘り強く交渉し、企画に共感してくださったブランドさんの賛同を得て、伊勢丹限定の商品をいくつも開発していただき、実施にこぎ着けることができました。この取り組みは大手有名ファッション専門誌や新聞にも取り上げられ、情報発信する場としての「リ・スタイル」の認知度を高める上では大きな成功だったと思っています。

衣服に限らず、なんでもお客さまにご提案できる。

私は「リ・スタイル」を、決して既存のブランド衣服を販売するだけの場だとは捉えていません。ファッションとはお客さまの生き方、価値観を表現するものだと考えれば、私たちは何も衣服だけにこだわる必要はありません。バッグでも、食器でも、食品でも、お花やビューティーアイテムでも、様々なコンテンツを私たちの視点でキュレーションして、何でもお客さまにご提案していいのです。これは、百貨店という衣食住すべてを取り扱う場だからこその私たちの強みだといえます。

九谷焼の食器を「リ・スタイル」で販売するという新たな試み。

たとえば、私は若いお客さまに向けたこれまでにないイベントを手掛けようと、ある国際的な有名ブランドと協業した際、石川県の伝統工芸である九谷焼の食器をつくるというコラボレーション企画を実現しました。若いお客さまに向け、ブランドのグラフィックを九谷焼のマグカップやお皿にデザインして、リーズナブルな価格で提供したのです。私自身も金沢まで足を運び、窯元の職人の方と交渉して実現した企画です。イベントの当日、朝一番に来店してくださった数多くのお客さまの姿を見て、本当にこの企画をやってよかったと感じました。

勇気をもったチャレンジを評価する、三越伊勢丹の社風。

これまで私が様々な企画にチャレンジできたのは、「リ・スタイル」という場が特別だからなのではありません。メンバーの個人や個性を尊重し楽しく働き、勇気をもったチャレンジを評価するという三越伊勢丹の社風があるからです。ぜひ直感を信じて、三越伊勢丹という様々な可能性がある場に飛び込んできてください。そうした商品の「ストーリー」をしっかりとお客さまに発信していくことも、私たちの使命だと思うのです。