堀 寿美世|社員インタビュー|株式会社三越伊勢丹 新卒採用情報

社員インタビュー INTERVIEW

堀 寿美世 SUMIYO HORI

デジタル事業のスタートアップで
経営陣にも意見を提示。

堀 寿美世SUMIYO HORI
取材時所属部署
デジタル事業部 事業企画・管理ディビジョン
※組織、役割に関する記載は、2020年3月現在の情報です。

立て続けにローンチされた、様々なデジタル新規事業。

三越伊勢丹は近年、立て続けに複数のデジタル新規サービスをローンチさせました。2018年6月ローンチの定期宅配サービス「ISETAN DOOR」を皮切りに、百貨店ブランドから“プチプラ”まで1万点以上のコスメが購入できるコスメ専用ECサイト「meeco」、スマホで撮影するだけで自動採寸ができるオンラインカスタムオーダーサービス「Hi TAILOR」、相手の住所がわからなくても、SNSやメールでバイヤー厳選のギフトを送れるギフトECサイト「MOO:D MARK」、三越伊勢丹のバイヤーが厳選した返礼品をご紹介する「三越伊勢丹ふるさと納税」などです。

橋田

2018年、デジタル事業の
新規創出プロジェクトがスタート。

これまで三越伊勢丹は、リアル店舗の出店によってお客さまとの接点を増やしたり、商品や接客、おもてなしを磨き上げたりすることで価値を高めてきました。しかしお客さまのライフスタイルが変化する中で、従来の百貨店ビジネスのみでは今後生き残っていけないという危機感があります。その中で、私たちはデジタルを活用してどのように新たなお客さまを獲得するかという議論を進めてきました。その一つの解として2018年にスタートさせたのが、 BCG Digital Ventures(BCGDV)という、大企業でデジタル新規事業の立ち上げを支援する企業様をパートナーに迎えたデジタル事業の新規創出プロジェクトです。

オンラインパーソナルスタイリングサービス「DROBE」の立ち上げに関わる。

私が配属されたチームが挑戦するビジネステーマは、パーソナルスタイリングをオンライン上で行い、ご自宅で試着と決済が完結する新しいファッションサービスです。スタイリストがお客さまからチャットでご要望やお悩みをお聞きし、お洋服をご自宅にお送りするというモデルを考えました。サービス名は、ワードローブをイメージさせる「DROBE」と命名。プロジェクト開始からすぐに簡単なサイトを作ってトライアルを実行したところ、すぐにお客さまから大きな反応がありました。三越伊勢丹の名前を伏せて始めたサービスでしたが、オンラインパーソナルスタイリングという分野に潜在的ニーズがあることが実証され、この事業に確かな手応えを感じました。

「百貨店クオリティのおもてなしの追求」から、発想を転換させる。

さらに私たちにとっては、BCGDV様との協業によって、デジタル事業立ち上げの手法を具体的に学ぶことができたのも大きな収穫でした。デジタル事業においては、スピードを優先し、コストをかけずに小さくトライアンドエラーを重ねて、市場の反応を数字で確かめていくことが重要です。対して三越伊勢丹社内では、既存の百貨店クオリティのおもてなしにこだわるが故に、本当にお客さまが求めているサービスかどうか確かめる前にリスクを検討し、大きな投資をかける取り組み方が主体。それは決して悪いことではないのですが、時代の変化に伴い、発想の転換が必要であると痛感しました。

社員が全力で仕事に全うできるよう、社内の風土改革に奔走。

2019年4月の子会社化と同時に、私は「DROBE」事業から離れ、この2年間で立ち上がった各デジタル事業全体を統括管理する部署へと異動しました。基本的には事業の経営目標管理が主な仕事だったのですが、デジタル新規事業を束ねる当部門と他部門間の認識の相違に、いくつか課題が見えてきたのです。せっかくならDROBE事業の立ち上げで得た自分の知見を生かし、新規事業の創出や運営に奔走しているメンバーをバックアップする役割を担いたいと考えました。その中で実施したのが、あるベンチャーキャピタルの企業様にご協力いただき、各デジタル事業のリーダーに「ピッチプレゼン」を行ってもらうというトライアルです。

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「ピッチプレゼン」を実施し、新規事業の創出・検証フローを明文化。

ピッチプレゼンとは、スタートアップ企業が投資家などに対し資金調達を目的に自身の製品やサービスを紹介する際に行うプレゼンテーションのこと。ベンチャーキャピタルの中枢人物にシビアな意見を求めるだけでなく、そのやりとりからデジタル事業スタートアップに対する投資や評価のあり方を抽出。そこに三越伊勢丹の解釈を加え、今後社内の新規事業における検証フローの礎を築くために、デジタル新規事業の創出・検証フローを「フレームワーク」として明文化し、経営会議に提出しました。事業を創出する側も評価する側も、百貨店ビジネスとは大きく異なる手法や視点で進めていかなければならない、ということを経営陣の方々に改めて共有できたのは、大きな一歩だったと思っています。

自分自身も社外で学びを深め、新規事業に携わる社員を支援する。

さらに私自身も他社のセミナーや勉強会へ積極的に出席し、他社の新規事業開発の事例を研究したり、課題が発生した時のサポートとなるようなアライアンス企業を開拓・リストアップしたりすることで、新規事業創出・運営チームが行き詰まったときの相談役になれるよう知見を積み重ねました。嬉しいことに、様々な取り組みを模索する彼らと私たちの間で、気軽に相談してもらえる関係性が徐々にでき、管理という立場で終わることなく、ともに事業を作っていくムードを醸成していけたと思います。

乗り越えるべき壁があるから、働くことが楽しい。

昔から洋服が好きで、ファッションの仕事に就くことを意識していました。ただ単にファッションを学ぶよりも、まったくほど遠い分野のことを学べば面白い繋がりが生まれるのではと、大学は興味のあった人体について学べる教育学部の身体教育学コースに進学。卒業論文は人間の視覚反応とファッションVMDの関係性を研究するテーマで取り組みました。三越伊勢丹に入社し、伊勢丹新宿本店の婦人服のお買場に配属され、スタイリスト(販売員)やアシスタントバイヤーを経て、手を挙げて海外事業部に異動。マレーシアでの「ISETAN The Japan Store」の立ち上げに関わりました。元来、いろいろなことにチャレンジしたい性分。前例がないものや何か乗り越えるべき壁があることに、働く楽しさを感じています。

新しい事業の核となる「コンテンツ」がある。それが三越伊勢丹の強みだと気づいた。

新規事業支援の仕事を進めるなかで、今回一緒に取り組んだパートナー企業の方に、三越伊勢丹の強みを指摘される機会がありました。「三越伊勢丹には、季節性のあるプロモーションを毎週打ち出せるノウハウがある。その企画力や創造性は、IT企業から見ればとても羨ましいことですよ」と言われ、なるほどなと思いました。なにか新しい事業をやりたいという気持ちがあれば、それができるコンテンツベースや市場の信頼が三越伊勢丹にはある。それは、どの企業にも負けない強みでしょう。ぜひ、固定観念の中の百貨店を一緒に覆していくウィルがある若い社員に、三越伊勢丹で新たな挑戦をしてほしいと思います。