“think good”の取り組み事例

SUSTAINABILITY

地域産品を発掘・編集し、新たな付加価値を生み出した「NIIGATA 越品」プロジェクト

2024.09.05

百貨店業での取り組み

#地域社会との共創 / #文化の継承と革新

新潟伊勢丹では2016年3月より、新潟の地域価値向上に取り組む「NIIGATA越品(ニイガタ エッピン)」プロジェクトを行っています。 百貨店バイヤーの知見と感性を生かし、まだ地元の方たちも気づいていない衣食住にまつわる銘品を発掘、編集しご紹介。「売るより、価値を伝える」をコンセプトに、モノを売るだけではなく、その背景にあるストーリーや作り手の想いが伝わるよう、さまざまな形で発信しています。

お取組先と協業し、オンリーワンなショップを手掛ける

プロジェクトのスタート当初から商品・ブランドづくりにとどまらず、地域創生の視点に立ち、地元の生産者や事業者、自治体の皆さまと協業しながら「ここにしかないオンリーワン」をつくる取り組みを目指しました。当初は新潟伊勢丹各階でのキャンペーンとしてスタートしましたが、翌年には常設ショップもオープン。「NIIGATA EPPIN EYE」ブランドでオリジナル商品を展開させるなど年々規模を拡大し、現在では三越伊勢丹オンラインストアでの販売を含め、約1200ものアイテムを取り扱っています。

お客さまから、新潟伊勢丹といえば「越品」と言われるまでに成長。「新潟の知らなかった銘品に出合える素敵な売場を作ってくれてありがとう」「新潟の贈り物は必ずここで購入するわ」など、多くの方からの支持を獲得しています。また協業しているお取組先さまからも「越品を通じて成長を目指しているので、お客さまや越品担当の声を聞かせて欲しい」「私たちも越品の良さを発信しながら、一緒に取り組んでいく」など、心強いお言葉をいただいています。

2024年度は「新潟の‟匠”を見つける、見つかるthink good」がテーマ

8月のthink goodキャンペーンでは、国の伝統工芸品に指定されている<加茂桐箪笥>と、県の伝統工芸品<加茂屏風>をクローズアップ。伝統を継承しつつも現代のニーズに合わせた革新的なデザインのアイテムをはじめ、桐箪笥や屏風から派生したモダンなインテリアをご提案するとともに、伝統的な技術を体験していただけるワークショップも実施しました。

「NIIGATA越品」で培ったアイデアやノウハウを活かし、幅広い取り組みに参画

金融機関、学校、自治体など幅広い分野からリクエストが寄せられており、セミナー講師、商品の品評会の審査委員、産学連携等に参画をしています。
また百貨店バイヤーとしての経験を活かし、自治体連携により、その地域の事業者様へのセミナー開催や、事業者への訪問型相談会を実施しています。

「NIIGATA越品」ショップ内では「新潟良いモノがたり」として、該当自治体おける商品認知度向上を目的に販売会を開催。その地域の事業者様に対してセミナーや商談会を通して、地域経済にとって重要な「作り手」にとっても商品開発や販路の拡大などにつながっています。

今後も地域の活性化に貢献するとともに、新潟の新たな価値を全国のお客さまにお届けしてまいります。

お問い合わせ先:新潟伊勢丹

URL:https://www.isetan.mistore.jp/niigata/event_calendar/eppin.html

 

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