“think good”の取り組み事例

SUSTAINABILITY

生物多様性の保全と、障がいのある方々の活躍を支援する「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©×ISETAN」

2024.11.29

百貨店業での取り組み

#地域社会との共創 / #環境への取り組み

三越伊勢丹グループでは生物多様性の観点から、伊勢丹新宿本店や三越日本橋本店、三越銀座店、岩田屋三越などの店舗で養蜂活動を行っています。

その中の1つ、伊勢丹新宿本店の都市養蜂プロジェクト「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©×ISETAN」では、ミツバチを飼育し、採蜜したハチミツを販売するほか、食品フロアの様々なブランドと協業した商品化に活用しています。

新宿区の障がい者福祉事業所との連携で都市養蜂を実施

「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©」は、新宿区障がい者福祉事業所等ネットワーク「しんじゅQuality©」が2019年に立ち上げたプロジェクトです。このプロジェクトは、障がいのある方々の就労機会の創出と地域の方々との交流を目指しており、伊勢丹新宿本店は2021年3月から都市養蜂プロジェクト「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©×ISETAN」をスタートしました。養蜂に関する技術は、東京大田青果物商業協同組合の副理事長であり、個人でもセイヨウミツバチの養蜂を行っている中里仲司氏に指導をいただいています。

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技術指導の中里仲司氏

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養蜂を行っている伊勢丹新宿本店オフィスビルの屋上

新宿区は養蜂できるスペースが限られているため、伊勢丹新宿本店オフィスビルの屋上をプロジェクトの場として有効活用することで、長期にわたり新宿地域との共創に取り組むことができます。

「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©」に参加しているのは、新宿区内にある約30カ所の福祉事業所の方々。障がいに応じて、採蜜作業、ハチミツの瓶詰め、ラベルの貼り付け、使用器具や瓶の洗浄などの作業を分担して行います。

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「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©」を発案した「社会福祉法人東京ムツミ会ファロ」の管理者・徳堂泰作氏

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2024年度は400kgを超えるハチミツを採蜜

「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©」でミツバチの飼育を担当している方々やご家族からは、「ミツバチの飼育をすることで責任感や自主性などが育まれている」「社会との接点が増えたことで自信が持てた」などのお声をいただいています。

<MIEL ISETAN SHINJUKU>のハチミツを活用した商品も多数ご紹介

奥深い味わいとコク、華やかな香りが特徴のハチミツは、伊勢丹新宿店本館地下 食品フロアで販売。また毎年10月のthink goodキャンペーン期間中は、<MIEL ISETAN SHINJUKU>を使ったスイーツや惣菜、レストランフロアでのドリンクや限定メニューなど、バラエティー豊かなラインナップでご紹介しました。   

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2024年10月のthink goodキャンペーンに登場した<MIEL ISETAN SHINJUKU>を活用したアイテム


また、都市養蜂プロジェクト「しんじゅQualityみつばちプロジェクト©×ISETAN」では、養蜂作業を行う真夏にミツバチやミツバチの飼育に関わるスタッフの暑さを少しでも和らげながら、空調エネルギーの削減も目指すため、2022年よりサツマイモの葉で屋上を緑化し日陰を作る「CIEL」プロジェクトも実施。収穫したサツマイモを使用して、芋けんぴやサツマイモのモンブランなどを商品化しています。
 

三越伊勢丹グループでは、今後も生物多様性の保全や障がいのある方々の活躍支援に取り組んでいきます。

 

 

しんじゅQualityみつばちプロジェクト©×ISETAN<MIEL ISETAN SHINJUKU>

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