INVESTOR RELATIONS
三越伊勢丹グループ傘下の(株)エムアイカードの発行するクレジットカード。高感度で購買力のある約270万人の会員で構成されている。この優良な顧客基盤を活かした提携カードの発行やグループのポイントプログラムであるエムアイポイントの交換提携先の拡充により、新規会員の増加とカード利用促進を図っている。
小売業界では一般的に、モノを売っている場所を「売場」と呼ぶが、三越伊勢丹グループでは、売り手目線ではなく、買っていただくお客さまの目線に立ち、おもてなしの質を向上させるために、売場を「お買場」と呼ぶ。
きめ細やかなサービスや商品的強を行い、あらゆる要望にお応えできるよう、顔の見えるつながる個客(=識別顧客)の拡大を進めている。つながる個客の数、および利用額向上に向けた施策を推進し、識別顧客数・識別顧客売上ともに大幅伸長。特に、三越伊勢丹アプリ会員拡大を強化することで、識別化が大きく進展。エムアイカード会員。三越伊勢丹アプリ会員の新規獲得による顧客基盤の拡大と、利用促進による収益拡大を進める。
世界中からお客さまを集め、識別化しつながったお客さまに、多様な顧客価値を提案するビジネスモデル。
中期経営計画における「個客とつながるCRM 戦略」の進捗を測る指標として設定。
伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店の両本店を憧れと共感の象徴へ進化させるべく、伊勢丹新宿本店はファッション、三越日本橋本店は伝統・文化芸術・暮らしに注力し、その強みを外商セールスとバイヤー、店頭アテンダントが連携した新セールスネットワークにより、支店やグループ店舗に拡大展開。また、グループの力を集結し、従来百貨店では取扱いのない商品・サービスの拡充により、顧客の幅広いご横暴にお応えできる基盤を整備している。
エムアイカード会員とアプリ会員、デジタルID会員を合計したお客さま。三越伊勢丹グループと双方向でつながっている、お顔の見えるつながる個客。
取締役会から権限委譲を受けた執行役全員で構成され、代表執行役社長およびその他の各執行役が具体的な業務執行上の意思決定をするための機関として、三越伊勢丹グループ全体の業務執行にかかる重要事項等について、決議および代表執行役社長が決定を行うための審議を行い、報告事項を報告する。加えて、執行役会において決議・審議・報告した事項のうち重要と認められる事項について取締役会に報告を行う。
三越伊勢丹グループはガバナンスの高度化を図ることを目的に、2020年6月より指名委員会等設置会社へ移行。この機関設計変更により、「執行」と「監督」の役割を明確に分離し、取締役会の役割をグループの大局的な方向付けと業務執行に対する監督・モニタリングに特化することで、取締役会の監督機能を強化している。
三越伊勢丹グループでは、事業運営において最も重要な「販売」に携わる従業員を大切にし、今まで以上に尊重していくために、2012年度から従来の「販売員」という呼び名を見直し、お客さまと接点をもつすべての従業員の呼称を「スタイリスト」とし、社内でこの呼称を使用している。「スタイリスト」は、一般的にはアパレル業界などで活躍する方の職業を指す言葉であるが、当社では、顧客接点を通じて、「お客さまの豊かさ、お客さまの魅力、お客さまの上質、お客さまの感性、お客さまの新しさ、さらにはお客さまの未来をスタイリングしていくこと」を職務としている。
三越伊勢丹ホールディングスでは、業務執行を行う執行役の役割の一つとしてチーフオフィサーを設置している。CEOはグループの経営全体を統括する最高責任者として、各チーフオフィサーを指揮・命令し、その他の各チーフオフィサーはCEOへの報告(必要に応じて協議)を適宜行う。また、CEOを除く各チーフオフィサーは、三越伊勢丹ホールディングスの各部門を担当し、その責任者として、当該部門を指揮・命令し、業務の執行を行う。チーフオフィサーは以下の通り(2024年度体制)。
次の表は左右にスワイプしてご覧ください
チーフオフィサー | 担当部門 |
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CEO:Chief Executive Officer | グループの経営全体統括 |
CMO:Chief Merchandising Officer | 三越伊勢丹 営業本部 |
CSDO:Chief Strategy and Digital Officer | 経営戦略統括部、情報システム統括部、CRE事業統括部 |
CFO:Chief Financial Officer | 財務経理統括部 |
CHRO:Chief Human Resource Officer | 人事統括部 |
CRO:Chief Risk Officer | リスクマネジメント室 |
CAO:Chief Administrative Officer | 総務統括部 |
三越伊勢丹グループでは、取引先を「取組先」と呼ぶ。
三越伊勢丹グループでは、取組先の販売員のことを「パートナースタッフ」と呼ぶ。
1950年より使用している三越の包装紙。日本の百貨店初となるオリジナル包装紙である。元々はクリスマスプレゼント用としてデザインされたが、翌1951年より三越全店で常時使用されるようになった。丸みを帯びた柔らかな抽象形が幾度にも集う斬新なデザインは画家の猪熊弦一郎氏によって描かれた。
「百貨店の再生」に向け、収支構造改革において、百貨店における従来の手法を見直し、あらゆる単位において基準を設定し、百貨店の事業構造そのものを再設計していく取り組み。再設計に必要なすべての活動を科学的な視点で可視化し、戦略に適合した基準を設定している。
1958年から伊勢丹のショッピングバッグに使用されてきたタータン「マクミラン/アンシェント」から、2013年に「マクミラン/イセタン」にリニューアル。全世界のタータンを一括統制するため、スコットランドが国として管理するスコットランド・タータン登記所に、正式に登録されている。
百貨店を中核に、不動産開発により複合用途を広げ、グループ連邦によりコンテンツやインフラ機能も当社ブランドのもとで展開することで、より多くの顧客を呼び込み、不動産のみにとどまらない当社独自の収益モデルやユニークな顧客体験を実現させる。
三越伊勢丹グループでのお買物がもっと便利になるアプリ。イベント・サービスのご予約をはじめ、お得な限定クーポンの配信、お気に入りブランドの新着情報などを、お客さまのスマートフォンにお届け。
2014年より使用している三越のショッピングバッグ。友禅作家であり親子二代にわたっての重要無形文化財(人間国宝)である森口邦彦氏が友禅訪問着のデザインをベースに考え出した。白地位相割付文(しろじいそうわりつけもん)「実り」と題されたデザインは、たわわに実るりんごが幾何学文様で表現されている。友禅という染めの持つ自由さと唯一無二のデザインは、三越が常に多様な価値を認め、絶対的な価値を見出す自由を希求し、革新を繰り返すことで伝統を作り上げてきた姿勢を示している。
2019年より使用している伊勢丹の包装紙。「radiance」は、光が放射状に広がる様子をあらわし、白地の紙の上の、赤、黄、緑の3色の手描きの線は、光が広がるように、温もりが伝わるように、どこまでも途切れることなくつながる。線に囲まれたスペースには、アルファベット「I・S・E・T・A・N」が描かれ、使用されている3色は、伊勢丹のタータン「マクミラン/イセタン」をイメージしている。
“高感度上質”戦略、“個客とつながる”CRM戦略で培った多くのお客さまとのつながりを、グループリソースで最大化させる。国内百貨店のリモデル施工、広告・訴求業務の内製化、グループコンテンツのB2B外販の推進のほか、提携カードの発行など、アライアンスの取り組みに着手。グループ企業のスキルやノウハウを組み合わせることで、提供価値の向上を図り、新たな事業機会を創出し、“まち化”実現時のコンテンツやインフラ機能として収益につなげていく。