対談・インタビュー
SUSTAINABILITY
2022.11.30
文化の継承と革新
#次世代支援・育成
(株)三越伊勢丹 MD戦略統括部 販売促進部
新宿店装飾担当
清水 督史
※所属は2022年11月時点のものです。
“世界最高のファッションミュージアム”を目指し、2013年に大規模リモデルを行った伊勢丹新宿本店では、未来のクリエーターを育成すべく、産学連携にも力を入れています。
コロナ禍で取り組みを一時中止していましたが、学校側と協議の結果、2022年から再開することになりました。4月より、東京デザイン専門学校の学生と“ハロウィン”のショーウインドー制作をスタート。通常の授業はもちろん、課題や就職活動、さらに日常生活に多くの制約があるなか、半年間計10回の活動に参加するのは、非常にハードだったと思います。そんななか、何度も企画のプレゼンテーションをしてくれました。グループ全員でナレーションのように台本を読んだり、オリジナルの絵本をつくったりと、学生ならではの固定観念にとらわれない発表の仕方に、私たちもとても刺激を受けました。選ばれたデザインが、プロのイラストレーターや施工会社によって形になる様子や、実際に完成した現場を見た時、学生たちの感動もひとしおだったようです。コロナ禍で制約を受け、我慢を強いられている学生たちに、活躍の場を提供することができ、良かったと思います。
プロジェクトに参加する生徒の半数が、伊勢丹新宿本店に来店したことが無いのが現状で、若者の百貨店離れが顕著であると実感しています。活動を続けているなかで、三越伊勢丹を知ってもらうことはもちろんですが、学生時代プロジェクトに参加した方たちが、今度は仕事のパートナーとして一緒に働く機会もできており、とてもうれしく思っています。産学連携の取り組みは、まずは若者たちに三越伊勢丹を知ってもらうきっかけの一つとして、重要な機会だと考えています。そして、次世代支援・育成の取り組みを継続的にすることで、百貨店・ファッション業界を盛り上げ、さらに未来へつなげていくことを目指しています。