対談・インタビュー
SUSTAINABILITY
2026.08.11
顧客に対する責任
#適正表示の推進 / #社内体制の構築と推進 / #お取組先との連携
三越伊勢丹グループでは、お客さまに安心して商品をお選びいただくために、法令や基準に基づく品質管理を徹底しています。
その取り組みは商品の検査だけにとどまりません。特にベビー用品については、商品・販売方法・売場環境の三つの観点から管理を行い、お客さまへ安全な商品をお届けする体制を構築しています。
今回は、品質管理担当として日々取り組む二人に、仕事に込める想いや品質管理が果たす役割について聞きました。
前田:
前職ではアパレルメーカーで品質管理を担当していました。ものづくりの現場で学んだのは、問題が起きてから対応するのではなく、事前にリスクを把握し、未然に防ぐことの重要性です。品質管理の仕事は目立つものではありません。しかし、お客さまに安心して商品をお使いいただくためには、販売前の段階でどれだけリスクを見つけられるかが重要だと考えています。継続して販売している商品であっても、途中で資材や加工方法が変更されることがあります。そのため、「昨年問題がなかったから大丈夫」ではなく、継続品であっても定期的な試験や確認を行っています。むしろ慣れている商品ほど変化を見落としやすいため、注意が必要です。
また、三越伊勢丹グループでは直輸入のベビー用品について、日本国内の試験基準に基づく確認を実施しています。海外での試験結果があった場合は日本の基準と適合するか、しない時は試験を行って、安全性を確かめています。
過去には試験で基準を満たさなかった商品もありました。そのような場合でも、ただ返品や廃棄をするのではなく、原因や対応を検証し、洗い直しや再加工を行ったうえで再試験を実施し、安全性を確認した後に販売しています。現在はこうした取り組みの積み重ねにより、直近数年では不適合品は発生していません。
品質管理は社内だけで完結する仕事でもありません。お取組先によって品質管理への理解や対応状況はさまざまです。必要なデータを迅速に共有いただける先もあれば、なぜその確認が必要なのかを一つひとつ説明しながら進めることもあります。
だからこそ、単にルールをお願いするのではなく、お取組先と同じ目線で品質の重要性を共有しながら取り組むことを大切にしています。安全・安心な商品をお客さまへお届けするためには、サプライチェーン全体で品質を守る意識を持つことが欠かせません。
横田:
私は品質管理へ異動するまで約20年間、店頭で婦人服や紳士服を担当していました。
店頭にいる頃から感じていたのは、お客さまが「三越伊勢丹で買うものは安全・安心で当たり前」と思ってくださっているということです。品質管理の仕事に携わるようになり、その当たり前を守るために多くの確認や検査が行われていることを改めて実感しました。
品質管理は、法令に適合した商品を提供するだけではありません。その重要性を店頭メンバーへ伝え、同じ意識を持って取り組んでもらうことも大切な役割だと考えています。
店頭では、品質管理の取り組みが見えにくい場面もあります。しかし、万が一問題が発生した場合には、お客さまからの信頼に大きく影響します。そのため、教育や環境調査、検査への協力を通じて、現場のメンバーにも品質管理の重要性を理解してもらうことを心掛けています。
品質管理は「守り」の仕事と思われることがあります。しかし、店頭の環境調査や商品検査など、一つひとつの取り組みが、お客さまからの信頼につながっていると感じています。お客さまが安心して商品を選べることこそ、企業価値の土台になるのではないでしょうか。
三越伊勢丹グループでは、ベビー用品に関するホルムアルデヒド管理において、「商品管理」「販売管理」「環境管理」の三つの観点から取り組みを行っています。
商品管理では、お取組先に品質基準を共有し、基準に則った商品の納品を求めています。販売時には商品を保護するための運用を行い、さらに売場では定期的に空気中のホルムアルデヒド濃度を測定しています。
商品だけでなく、商品が置かれる環境まで管理対象とすることで、お客さまが安心してお買物できる環境づくりに取り組んでいます。
三越伊勢丹グループでは、ベビー用品に関するホルムアルデヒド管理において、「商品管理」「販売管理」「環境管理」の三つの観点から取り組みを行っています。
商品管理では、お取組先に品質基準を共有し、基準に則った商品の納品を求めています。販売時には商品を保護するための運用を行い、さらに売場では定期的に空気中のホルムアルデヒド濃度を測定しています。
商品だけでなく、商品が置かれる環境まで管理対象とすることで、お客さまが安心してお買物できる環境づくりに取り組んでいます。