対談・インタビュー

SUSTAINABILITY

【インタビュー】子育てのスタートとしての出生時育児休業取得、得られた新たな視点

2023.11.29

DE&Iの推進

#育児と仕事の両立

(株)三越伊勢丹 営業本部 第2MDグループ
グループMD部拠点ネットワーク
八尋 俊彦

※所属は2024年4月時点のものです。

第一子誕生に伴い、2022年10月から「産後パパ育休(出生時育児休業)」を取得して約4週間休業しました。

子どもを授かったら育児休業を取得したいと以前から考えていました。また、妻が当社に同じ職責で勤めていることもあり、できるだけフラットに育児・家事を分担して協力していくことも話し合っていました。取得時期については少々悩みましたが、調べていくなかでちょうど出産予定日近くに「産後パパ育休」が創設されること、そして産後の女性の負担の大きさについても知りました。親となることの喜びと不安に一緒に向き合いたいと思い、この時期に取得することを決めました。

 

社会的に「男性育休義務化」と注目を集めていたものの、情報収集を進めると、インターネット上ではネガティブな話も多く、正直不安はありました。しかし、上司に相談したところ、「もしこの時代であれば自分も取りたかった!男性育休経験者を紹介するから話を聞いてみたら?」と受け止めてくれたことで、不安が大きく緩和されました。また、取得をお取組先を含む周囲の方々に伝えた時の反応も背中を押してくれました。性別や年齢はさまざまですが、皆さん好意的に受け止めてくださり、ご自身の経験や子育てへの思いを教えてくれたことが印象に残っています。日本における育児休業や父母の育児への関わり方の歴史、そしてその変遷を感じる時期でもありました。

 

休職中は産褥期の妻と生後間もない子どもと3人で過ごし、育児・家事において物理的に不可能なこと以外はできる限り行っていました。必要な時にいつでも声を掛けてもらえる状態を心掛け、妻が起きている間は体力が続く限り自分も起きるなどしていました。合理的でない部分もありましたが、3時間おきの授乳などで妻だけが睡眠を削られることに罪悪感があり、少しでも苦労を共有できればと考えていました。一方で、妻が絶えず労いの言葉を掛けてくれたことが大きな励みになっていたのを覚えています。感謝を言葉で伝え合うことの大切さを強く実感する日々でした。

 

育児休業を取得したことで社会に対する解像度が上がり、現在の仕事においても新たな視点や判断軸が生まれたと感じています。現在、妻は短時間勤務にて復職していますが、育児・家事について明確な役割分担はせず、できるほうができることをするスタイルをとっています。今後、子どもが成長し、お互いにもっと仕事のギアを上げたいタイミングもあると思います。その際にもどちらかに負担が偏るのではなく、お互いの気持ちを尊重しながら、夫婦で話し合いながら家族にとって最適な形を選択していきたいと考えています。

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