Key Topics in Investor Relations

INVESTOR RELATIONS

三越伊勢丹グループを取り巻く環境変化が当社に与える影響など、
投資家の皆さまの「イマ気二ナル‥!!」に、IR担当がお応えします。

(5月売上速報)国内顧客売上高が好調な理由は?

5月の国内顧客売上高は前年比107.1%と、4月を上回る伸長率となりました。株式市場の活況やインフレ傾向も高感度上質消費の追い風になっていますが、当社独自のCRM、品揃えがこの追い風を最大化しています。特に宝飾時計(美術宝飾貴金属の基幹三店前年比125%)などの高額品が、既存顧客・新規顧客を問わず好調です。加えて、気温上昇もあり婦人服等の衣料品も堅調に推移しました(基幹三店前年比112%※婦人服のみは116%)。人とデジタルの力による利用拡大・生涯顧客化の取り組みに加え、独自イベントや催事、伊勢丹新宿本店で19年ぶりに実施している洋菓子リモデルなどの「集客」施策による新たな顧客創造も進んでおり、今後の継続的な成長にも繋がっていきます。

(5月売上速報)海外顧客売上高が好調な理由は?

5月の買上客数は97%と前年を下回っているものの、国内顧客同様に高付加価値商品への関心が高く、客単価の向上(前年比122%)が売上をけん引し、首都圏、地域とも先月同様に大幅伸長しました(全国計前年比118%)為替や内外価格差により日本国内で購入するメリットがあることに加え、当社の品揃えの独自性やサービス水準の高さが評価されています。訪日自粛の影響で中国顧客の売上高は前年に届いていませんが、客単価は海外顧客全体以上に上昇しており、当社と繋がりの深い富裕層は継続して来店されていると考えられます。海外顧客向けアプリ会員の獲得や来訪元の多様化も進み、中長期での安定的な成長に向けた基盤整備が進んでいます。

株主還元方針に新たにDOEを加える背景は?

この度当社は従来の株主還元方針に加え、27年度から30年度まで、DOEを5%以上とする方針を掲げました。従来からROE10%超を安定的に継続する為のBS・PLのコントロールを意識する中、株主還元の指標がPL視点に偏っていたこともあり、株主からお預かりしたエクイティをどうアロケーションするかというBS視点の指標の必要性を議論していました。”DOE5%以上”はROEと配当性向に分解されるため、ROE10%を前提とすると、配当性向は50%以上ということになります。27年度から30年度までは、累進配当に加えDOE5%以上を掲げ、中長期保有に向けたさらなる安心感を投資家の皆さまに感じていただきたいと考えています。

中東情勢が業績に与える影響をどのように考えているか?

海外顧客の来店という観点では大きな影響は出ていません。4月の海外顧客売上高は前年比117%と大きく伸長し、5月に入ってからも好調を継続しています。また、国内百貨店売上高に占める海外顧客の割合はおよそ12%程度であり、そのうち中東地域からの顧客比率はごく限定的です。原油価格の上昇に伴って世界的な人の移動が縮小することは海外顧客売上高の減少リスクとして認識しますが、足元では顕在化していません。今期の水光熱費についても、原油価格の今後の一定の高止まり(1バレル100$水準の継続)を見込んで計画をしています。なお、当社の連結総額売上高に占める水光熱費の割合はおよそ0.7%程度です。

識別化した顧客の”利用拡大”は順調に進捗しているのか

ひとの力とデジタル活用によるパーソナルな情報提供を行うことで客単価が拡大していく構造が、継続的に実現しています。25年度の実績を見ると、アプリ会員の客単価は識別されていない顧客の約2倍になっており、エムアイカード会員は約5倍、アプリとカード両方をお持ちのWメンバーは約12倍、外商顧客は約20倍となっています。また、海外外商顧客は通常の海外顧客の約5倍の客単価となっています。外商以外の海外顧客についても、今秋に予定している「購買データ把握」を通じて可能になるアプリのパーソナライズ配信が始まると、国内顧客同様の利用拡大を進めていけると考えています。なお、26年3月末時点で海外顧客向けアプリによって繋がっている顧客は、88万人に上っています。