事業部長メッセージ

2021.06.23

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百貨店事業は主にBtoC(個人のお客さま)が対象ですが、ビジネスソリューション事業部は主にBtoB、またはBtoBtoCのお客さまに対してご提案をしております。また百貨店事業では、主に商品を通じてお客さまの生活を豊かにすることを目指していますが、我々は「クライアントの企業価値向上」のため、企業さまのお困り事をあらゆる手段を尽くして解決していくことを目指しています。店舗も在庫も持っていないからこそ、世の中の変化に合わせ、自由に様々なモノやコトを組合せ、あたかも「総合商社」のように、ご提案・貢献していきたいと考えています。 実際、昨年は緊急事態宣言下で百貨店店舗が一時休業となりましたが、ビジネスソリューション事業部は事業を継続し、様々な商材をご提供してまいりました。また、時代の変化に合わせて「お困り事」や、ニーズを先回りして提案していく、という点では、百貨店事業とは共通点も多く、この点では当社は340年以上の歴史があります。これまでも、また将来に向けても、お客さまやクライアント、社会に情熱をもって真摯に向き合い、豊かな未来を共に創り続けていくのが当社の果たす役割であると考えております。

 

昨今、社会、経済、技術革新など、クライアントさまを取り巻く商環境は大きく変わっており、お困りごとや関心事も日々変化しています。そのため、これまでのような商品・モノを中心としたご提案だけではなく、クライアントさまの企業価値を向上させ、より良い社会を一緒に創っていくという「課題解決型」のご提案をすることを踏まえると、名称、領域、サービス、ビジネスモデル、さらには我々の働き方や営業方法に至るまで、大きく変える必要がでてきました。また、課題解決にあたり、当社のグループネットワークやリソースをフル活用したり、当社にないものは外部リソースも積極的に活用して「ソリューション」をご提供していきます。 それが、「百貨店ではできなかったことに挑みます」という、我々ビジネスソリューション事業部の宣言であり、「法人事業部」という名称からこの4月に変更した思いであり、決意でもあります。

 

 

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私は昔から良い意味での「おせっかい」を大事にしています。一人ひとりが少しだけ「おせっかい」になることでチームワークが良くなっていくと感じますし、「組織の縦割り」も解消され、生産性の向上にもつながっていると感じています。以前、百貨店の営業本部で長くスタッフ業務に就いておりましたが、担当の仕事ではないことも「一旦全部受けるルール」にしていました。結果、自然に様々な情報が集まり、組織としての対応力も高まったと実感しました。百貨店もある意味おせっかい集団とも言えますし、「ホスピタリティ」は我々のDNAに刻まれているともいえます。また、これは「日本人らしさ」のひとつでもあり、日本的価値観として、大事にしていきたいとも考えています。(詳しくは『三越伊勢丹の心づかい』:KADOKAWAを参照) また、事業部長としては、みんながいかに働きやすくなるか、を意識しています。VUCA時代のリーダーシップは「サーバント型(下支え)」とも言われますが、私なりのリーダー像も同様で、そこは常に意識しています。

 

百貨店の存在意義は、社会をより豊かにしていく、お客さまに豊かな生活をご提案・ご提供していくことだと思っています。これは約348年前の創業当時から変わらない役割だと思いますし、これからも変わらないと考えています。そのためには、これまで以上に、社会課題の解決(サステナビリティ推進)にしっかり目を向け、対応していく必要がありますし、この解決と事業活動が一致していくことも重要です。そこで、今後は、今までお付き合いの無かったパートナーとも幅広く手を組んでいく必要もありますし、今まで出会えていなかったお客さま(企業さま)にもどんどん出会っていきたい。そんなアプローチをしていきたいと思っています。もしかすると、「三越伊勢丹はその昔、百貨店だった」という時代が来るかもしれません。その変化の先頭に、ビジネスソリューション事業部がいるのかもしれない。そのぐらいの気概で、この事業部を新たにスタートしています。より良い社会の実現へ向け、様々なクライアントさま・パートナーさまと手を携え、共に、豊かな未来を創り上げていきたいと考えています。

 

※組織、役割に関する記載は、2021年6月現在の情報です。