2011特集

相模原市のお母さまとともに。地域コミュニティづくりに貢献

子育て広場 たんと

2011年2月、伊勢丹相模原店の6階に「子育て広場 たんと」がオープンしました。「たんと」には、子育ての知識と経験のある「たんとサポーター[注1]」が常駐。お買い物に合わせて、自由に親子で訪れ、子育ての相談や情報交換などができる場です。おもちゃや絵本も揃えており、くつろいだり遊んだりと、安心して訪れることができる常設型の子育て広場となっています。

お母さまどうしやたんとサポーターとの会話が弾みます。

お母さまどうしやたんとサポーターとの会話が弾みます。

この取り組みは、企業・行政・市民の協働により実現しました。伊勢丹相模原店から働きかけ、相模原市協働事業提案制度を利用して、相模原市と市内の子育て支援団体『子育て親育ち応援団with.cfc』の提案を具体化したものです。

現在、少子化や核家族化、地域コミュニティの希薄化などにより、子育て中のお母さまの相談相手や話し相手が少なくなる「母親の孤立化」が問題 になっています。そんな中、相模原市ではお母さまたちに向けた、地域ぐるみでの子育てサポートの場を検討していました。伊勢丹相模原店でも子育て中のお母さまに向けたイベント・企画を模索していたことから、相模原市と思惑が一致。子ども服売り場の一角を相模原市に提供し、お母さまたちが気軽に集えて、楽しく話ができる場所「たんと」を設けることになりました。

子育て資格を持った社員によるセミナーやイベントも開催

一度、いらしゃった方々の名札。頻繁にご利用される方も多いとのこと。

一度、いらしゃった方々の名札。頻繁にご利用される方も多いとのこと。

子育て広場は、平日10時から15時まで開設し、概ね3歳までのお子さまと保護者の方が対象です。お子さまのお名前、年齢をカウンターで伝え、年齢別に色分けされた名札を付ければ、気軽に広場を利用することができます。利用されるお客さまは、30代を中心とするお母さまとそのお子さま。一組でいらっしゃる方が圧倒的に多いですが、スタッフに子育ての悩みを話してみたり、名札の色で同じ年頃のお子さまのお母さまを見つけて、日常会話を楽しんだりするケースも多く見受けられます。

利用状況

  開催日 のべ利用組数
2011年2月 13日 206
2011年3月 9日 210
2011年4月 20日 291

※3月は震災の影響で3月14日~13日まで閉鎖、4月に入り再開。

週末は、相模原市と伊勢丹相模原店がコラボレーションし、マタニティコンシェルジュやベビーコンサルタントの資格を持った社員によるセミナーなど各種イベントも開催しています。子育て環境が大きく変化している中、これからの育児ライフスタイル作りのお手伝いをしていけるよう、今後も取り組みを続けていきます。

注1…救命措置や食育の講習を事前に受けた支援団体『with.cfc』のスタッフ

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有賀 喜子伊勢丹相模原店
ベビー子供 兼 レストラン・サービスセールスマネジャー
有賀 喜子

『たんと』は託児所・育児相談所ではなく、母子が自由に過ごせる気軽なコミュニケーションの場です。駅から近く、駐車スペースも充実している商業施設内という性質上、お買い物やお出かけのついでなど、日ごろの生活の中で立ち寄れる身近な場所として活用いただいています。お母さま同士の交流やスタッフと話をする中で、子育てに関する悩みの共有ができ、安心される方も多くいらっしゃいます。また、お子さまがこうしたパブリックな場で自分の手から離れ、他の人に可愛がられているのを見ることや、よその子どもと遊ぶのを見ることで、新たな発見があるようです。 これからの課題としては、『時間を延長して欲しい』『休日もあけて欲しい』などのご要望をいただいています。こうしたご意見と向き合いながら、今後も引き続き、お母さま方の育児ライフをサポートしていきたいと思っています。

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大谷 英久氏相模原市 健康福祉局
こども育成部 こども青少年課
主査
大谷 英久氏

相模原市では市内14カ所の子どもセンターなどで、授乳期の保護者の皆さまが気軽に集える場を開設しています。しかし、いずれも週1日から3日、1日2時間と提供時間が限られてしまっていることから、同じ年頃のお子さまを持つ方同士が集える場が足りていないと感じていました。また、相模原市は転出入が多く、新しく市内に転入されてきたお母さまのサポート体制の必要性を考えていた折、伊勢丹相模原店より働きかけをいただきました。どなたにも利用しやすい商業施設内での展開を模索していたこともあり、こうしたスペースを開設できたことを嬉しく思っています。現在、相模原市には0~3歳になるお子さまが約2万4,000人いらっしゃいます。そんな中『たんと』では、年間のべ1万人の利用者を見込んでいます。

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