CSR・社会貢献

社外からの評価(第三者意見) CSRレポート2015

秋山をね

株式会社インテグレックス 代表取締役社長

秋山をね

1.評価したい点

 同社では、2011年から、世界に誇れる日本の「モノ・コト」を新しい価値として再提案する「JAPAN SENSES」を進めてきました。本年は、それを進化させ、ものづくり、品揃えはもちろん、おもてなしの心づかいや立ち居振る舞い一つひとつに、日本の五感を働かせ、改めて磨きをかける取り組みを展開し、「this is japan.」として発信しています。

 「特集1」では、「this is japan.」の具体的な活動を報告しています。「地域」にフォーカスし、同社ならではの編集で商品に新しい価値を加えて産地とお客さまをつなぐ取り組み、メーカーとの連携でお客さまの声を自ら商品化して、優れた技術やものづくりの心を海外にも広げていく取り組み、企業理念の「感動レベルのおもてなし」を追求する「職場の約束」運動の実施等、「JAPAN SENSES」をベースに、活動が進化しているのが感じられます。

 「特集2」では、すべての活動の基盤となる「安全・安心への取り組み」について報告しています。昨年一新されたリスクマネジメント体制の下で、リスク情報の収集・整理や評価、潜在リスクを考慮した防止策の策定、緊急時対応計画の作成等、全社横断での統制機能の強化に努めると共に、「安全・安心」に向けた各店舗独自の取り組みも実施しています。

 7つの課題の「コミュニティへの参画及び発展」については、昨年制定した社会貢献活動基本原則に基づき、重点領域での活動を進めており、「店舗」「お客さまと共に」「つなぐ」といった百貨店ならではの強みを活かした活動が印象的です。

 「労働慣行」は、以前から力を入れて取り組んできた分野ですが、ダイバーシティ、子育てサポート、人材育成で、表彰や認定をされており、着実な取り組みが評価されたといえるでしょう。

2.期待したい点

 訪日外国人の急増とアジアでの百貨店事業の拡大の中、文化背景の異なるお客さまに向けた「this is japan.」の発信機会が急拡大しています。日本の文化・技術・伝統・ライフスタイルにある日本の良さ・魅力を発信し、働く人一人ひとりが、歴史をかけて研ぎ澄ましてきた五感をはたらかせて「this is japan.」を実践することで、目に見える商品だけでなく、目に見えない価値をも提供していくことは意味あることといえます。安全・安心・信頼という目に見えない基本を大切に、「this is japan.」のおもてなしによって、「向きあう」すべての人々が感動し、日本のファンになるような活動を展開されることを期待します。

プロフィール


秋山をね

株式会社インテグレックス代表取締役社長


慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院修了、ファイナンス修士。
大学卒業後、米系証券会社にて外国債券のトレーダーを務める。2001年に、社会責任投資(SRI)および企業社会責任(CSR)の推進を行なう(株)インテグレックスを設立、代表取締役に就任。現在、社会的責任投資フォーラム(JSIF)共同代表理事なども務める。

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