CSR・社会貢献

重点領域② 被災地支援

東日本大震災の発生から3年を経た今もなお、被災地では多くの課題を抱えています。三越伊勢丹グループは、被災地が本当の意味で復興を遂げるためには、一過性ではない継続的な支援を行うとともに、震災の悲劇を風化させることのないよう、被災地における活動を全国に発信し続けることが大切だと考えています。

こうした考えのもと、被災地の方々や、支援活動を続ける団体などとの連携を大切にしながら、様々な取り組みを続けています。

取り組み1:「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」への参画

いのちを守る森の防潮堤づくり

青葉神社でのどんぐり拾い青葉神社でのどんぐり拾い
参加したエバーグリーンのメンバー参加したエバーグリーンのメンバー

当グループは、2011年度から優秀なスタイリスト(販売員)を認定・表彰する「エバーグリーン制度」を展開しています。認定されたエバーグリーンは、三越伊勢丹グループの「接客重視」の姿勢を象徴する存在として、いつまでも美しい常緑樹のように、生き生きと輝き続けてもらうことを目標にしています。

こうした姿勢や取り組みを、グループ内外により広く認知いただくとともに、社会貢献活動の重点領域である被災地支援につなげるため、公益財団法人「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の活動に参加しています。このプロジェクトは、東日本大震災における被災地沿岸の南北300キロにわたり、震災で発生した瓦礫と土を混ぜて盛土を築き、常緑広葉樹を植樹して「いのちを守る森の防潮堤」を築くものです。

2013年11月には、活動の第1弾として53人のエバーグリーンが仙台市青葉神社でのどんぐり拾いに参加。2014年6月にはエバーグリーン57人をはじめ、仙台三越の従業員など総勢87人が、宮城県岩沼市で植樹活動を行いました。今後も毎年2回の活動を通じて、いのちを守る森を育んでいきます。

「どんぐりバッヂ」チャリティキャンペーン

どんぐりバッヂどんぐりバッヂ

エバーグリーンによる森づくりに加えて、グループ全体での支援活動として、2014年3月、全国のグループ店舗で「三越伊勢丹エバーグリーンプロジェクト 東日本復興支援チャリティ“どんぐりバッヂ”チャリティキャンペーン」を開催しました。

どんぐりバッヂは、宮城県南三陸町で津波により塩害などの被害を受けた木々を使用したオリジナルのバッヂで、現地の廃校を利用した作業場で、被災地の方々の手によって加工されています。木のどの部分を使用したかにより色合いが異なり、一つひとつ表情が違う味わい深い仕上がりとなります。このバッヂを1個300円でチャリティ販売し、その利益分を寄付するキャンペーンを展開しています。

このキャンペーンに連動して、3月19日には「瓦礫を活かす森の長城プロジェクト」の副理事長、宮脇昭氏による講演会を三越日本橋本店6階三越劇場で開催し、あわせて集まったチャリティ金の贈呈式が行われました。

2013年度の「どんぐりバッヂ」によるチャリティ金は、全国のグループ店舗合計で6,959,360円となりました。

  • キャンペーン会場の様子キャンペーン会場の様子
  • 大西社長から細川護煕理事長に寄贈目録を授与大西社長から細川護煕理事長に寄贈目録を授与

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取り組み2:KISS THE HEART

アートの力で継続的な被災地支援を

三越日本橋本店ショーウインドー三越日本橋本店ショーウインドー
飾られた作品飾られた作品

三越伊勢丹グループが主催する「KISS THE HEART」は、アートの力で東日本大震災の復興支援を行う活動として、2012年8月にスタートしました。この活動は、アート作品のチャリティ・オークションにより被災地を継続的に支援すると同時に、若手アーティストに作品発表の場を提供するという2つの側面をもっています。

2014年1月から2月にかけて、「KISS THE HEART#3東日本復興支援アート&チャリティプログラム」を、伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店の3店舗で開催しました。今回は「LOVE & PEACE with Arts (アートによる愛と平和のある生活)」をテーマに若手アーティストの作品を募り、寄せられた作品を展示発表しました。

また、3月には三越銀座店で展示作品のオークションを開催。落札額から消費税分を除いた全額2,942,866円を、アートを通じて被災地の子どもたちとその家族を支援する「こども芸術の家プロジェクト」に寄付しました。

Voice
宮本 武典 さん
  • 東北芸術工科大学・大学院准教授 デザイン工学専攻長
  • 主任学芸員
  • 宮本 武典 さん

キッズ・アート・キャンプ山形2013キッズ・アート・キャンプ山形2013
ふくしましま(ピクニックイベント)ふくしましま(ピクニックイベント)

私たちが取り組む「こども芸術の家プロジェクト」は、被災地の子どもたちが芸術する心を育み、次代を担う大人になっていくことを願い、姉妹校である東北芸術工科大学と京都造形芸術大学が共同で立ち上げたプロジェクトです。具体的な活動としては、美術・図工の体験学習「キッズ・アート・キャンプ山形」や、ピクニックイベント「ふくしましま」などを実施しています。いずれの活動も、子どもだけでなく、ご家族で参加いただいており、創作活動をともにすることで、家族の絆を深めていただくことを重視しています。

三越伊勢丹グループからいただいた寄付金は、こうした活動やワークショップのため教材費として役立てています。「KISS THE HEART」は、オークションというシステムを介して、アーティストの作品が被災した子どもたちの創作に役立てられるという意義あるプロジェクトです。また、若手アーティストの発掘・発表の場でもあり、双方向の支援になっているところが、CSR事業として素晴らしいと思います。一方的な施しではなく、かかわる人々が、それぞれに創作や社会貢献の機会を得られるというサイクルが、新しいパトロネージのスタイルとして社会全体に広がっていくことを期待しています。

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