CSR・社会貢献

人材育成

三越伊勢丹グループでは、お客さまに最前線で接する販売員に「スタイリスト」という呼称を使うとともに、その育成を重要視し、「おもてなしの心と高い専門知識をもって、お客さまのご期待に感動レベルで応えることができる人材」を育成するために、様々な教育・研修を行っています。また、キャリア形成支援制度や契約社員からの社員への登用制度など、自らがキャリアを選択し、チャレンジする環境を整備しています。

グループお客さまへの提案の最前線で活躍する「スタイリスト」の育成

三越伊勢丹グループでは、2012年度から事業運営において最も重要な「販売」に携わる従業員を大切にし、今まで以上に尊重していくために、従来の「販売員」という呼び名を見直し、お買場(売場)に立つ方々はもちろん、お客さまと接点をもつすべての従業員の呼称を「スタイリスト」とし、主に社内でこの呼称を使用しています。「スタイリスト」は、一般的にはアパレル業界などで活躍する方の職業を指す言葉ですが、三越伊勢丹では、顧客接点を通じて、「お客さまの豊かさ、お客さまの魅力、お客さまの上質、お客さまの感性、お客さまの新しさ、さらにはお客さまの未来をスタイリングしていくこと」をめざしています。
また、2011年度から、お取組先を含めたすべてのスタイリストのなかから、日々の接客で高い成果を上げたスタッフを表彰・認定する制度を設けています。この制度は、開始当初は、首都圏の(株)三越伊勢丹で活躍するスタッフを対象としていましたが、2012年度からはグループ全社に拡大し、スタイリストのモチベーションの向上およびキャリア形成を支援しています。
こうした取り組みとともに、2014年度からは、(株)三越伊勢丹の店舗で社員として勤務するスタイリストのなかから、販売において卓越したスキルをもち、そのスキルを周囲のメンバーへ波及させていくことができる人材を、「シニアスタイリスト(※)」として任命・処遇する人事制度もスタートさせています。

・・・「シニア」とは「上級の・最高位の」といった意味

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三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズグループの人材育成

各種研修を行うセミナーハウス各種研修を行うセミナーハウス
研修に参加する従業員研修に参加する従業員

2009年に設立した三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズは、教育・研修、人材派遣・紹介などのサービスを、百貨店を中心とする三越伊勢丹グループの各社やグループ外の様々な企業に提供しています。
当社グループの教育・研修においては、おもてなしの心と高い専門知識をもって、お客さまのご期待に感動レベルで応えられる人材の育成に取り組んでいます。三越・伊勢丹それぞれの歴史のなかで培われてきた、お客さまをおもてなしするための「心」「知識」「技術」を継承しながらも、時代の変革や全社の方針に合わせた教育を提供していくために、毎年教育コンテンツのブラッシュアップを図り、現場との一体感ある教育をめざして、OFF-JTによる様々な教育・研修を行っています。
2014年度からは、スタイリストの販売業務に求められる行動とスキルを明確にし、OJTと連動させたスキルアッププログラム「販売の質向上プログラム(Sales Skillup Program)」を首都圏の(株)三越伊勢丹に導入。今後、グループ各社に提供していきます。

三越伊勢丹グループの各社で実施している主な研修・教育
名称 内容
基礎教育 三越伊勢丹人として必要とされる基本的な販売サービス教育
⇒おもてなしの心をもって、お客さまのご期待に感動レベルで応えることのできる人材を育成
職務別研修 各職務を遂行するための役割理解と必要な知識・技術を習得する教育
⇒新しいことの創造、あるいは既存のやり方の変革に、世の中に広く目を向けながら、自らの判断でスピードをもってチャレンジし、企業の成長に貢献できる人材を育成
領域・資格別研修 各領域で求められる専門知識を学び、スペシャリストを養成する教育
⇒婦人、紳士、ベビー子供、服飾雑貨、呉服、リビング、食品など、各領域のスペシャリストとしての専門知識を持つ人材を育成
能力開発研修 個人が自律的にキャリア開発するための研修
自己開発支援ツールの提供 個人が自律的にキャリア開発するためのツールを提供(通信教育講座・ビジネス雑誌定期購読の紹介など)
次世代人材の戦略的育成 三越伊勢丹の将来のリーダーを育成する教育(選抜型)
⇒経営者としての高い視点と実行力をもつ人材を育成

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Voice
園田 美知代 さん
  • 三越伊勢丹ヒューマン・ソリューションズ
  • 教育グループ マネージャー
  • 園田 美知代 さん

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2010年度よりブロックリーダー(BL)教育を主に担当しています。
BLの役割は、接客販売業務を中心にお客さまの声を聴き取り、販売サービスや商品・訴求・展開に反映することが求められますが、その他にも「月次計画の実践」や「人材を育成する」など多岐にわたり大きな役割があります。そのBLがお買場で即戦力として実践するための課題や今必要なスキルなどを常に意識して教育プログラムを構築しています。
また、現在BLは首都圏で約550人在籍していますが、受講者アンケート・受講者の生の声を集計し、現場や社外からも情報収集し、私自身のお買場経験からフィットした具体的事例を取り入れています。内容は座学よりも参加型のプログラムで、個人で考えたことをグループで共有しながら気づきを増やせるよう工夫しています。
先日、昨年度受講したBLが受講内容を早速業務で実行し成果に結びついたことや、実行することで後輩との信頼関係が築けモチベーションが上がったことを笑顔で伝えに来てくれました。このセミナーを通して能力やスキル以外にも働く上で、一人ひとりの意識の向上や成長に結びつけられるようさらに努力したいと思います。

Voice
中嶋 拓 さん
  • 伊勢丹新宿本店
  • 紳士・スポーツ営業部メンズラグジュアリー
  • ブロックリーダー 中嶋 拓 さん

このブロックリーダー(BL)セミナーは、具体的で身近な多くの事例について学べるので、自分のコミュニケーション力の振り返りにつながります。このセミナーで新たに学んだコミュニケーションスキルの知識を知ると知らないとでは、これからのコミュニケーションが大きく変わると思いました。相手を尊重することを忘れないよう、今後も仕事のなかで生かしていきたいと思います。

Voice
井上 雅夫 さん
  • 三越銀座店
  • 紳士営業部 インターナショナルコレクターズ
  • ブロックリーダー 井上 雅夫 さん

店頭にいる時間をさいて参加しているセミナーなので、意欲をもって臨みました。実際に参加してみると、座学というよりは参加型のセミナーで、発言する機会も多くいただき、モチベーションがさらに上がりました。ここで得たものはお買場(売場)にもち帰って、後輩にも伝えていきたいと思います。セミナーで立てた目標については、必ず実現していきます。

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三越伊勢丹キャリア形成支援制度

新しい商品・サービスなどの創造や既存のやり方に対しての変革には、その担い手である従業員の成長が不可欠であり、社員自らがキャリアを選択し、チャレンジできる環境の整備が必要です。そこで三越伊勢丹では、「自己申告制度」「社内公募制度」「CDP(キャリア・ディベロップメント・プログラム)面談」「能力開発講座」など、様々な機会と手段を提供し、一人ひとりのキャリア形成を支援しています。

三越伊勢丹契約社員の社員登用制度

三越では2006年度から、伊勢丹では2005年度から、月給制契約社員(メイト社員)の中から、リーダーシップを発揮できる自律性の高い人材を正社員に登用する制度を導入し、さらなる活躍の場を提供しています。また、育児や介護、配偶者の転勤を理由にやむを得ず退職した社員や月給制契約社員(メイト社員)を対象に、退職後8年以内であれば、優先的に再雇用する制度も設けています。

Voice
渡辺 泰介 さん
  • 伊勢丹新宿本店 紳士・スポーツ営業部
  • オーセンティックカジュアル、ゴルフ兼
  • イセタンスポーツゲート セールスマネージャー
  • 渡辺 泰介 さん

私は2000年に新卒メイト社員(月給制契約社員)として当時の伊勢丹に入社し、伊勢丹新宿本店 スポーツ衣料用品営業部に配属されました。最初の5年間は、カジュアル・ゴルフ・スポーツのお買場(売場)を担当し、接客を通じて、お客さまとのかかわり方を学びました。2005年からは、メイト社員ながら、初めて商品の買い付けの担当のアシスタントを任され、お客さまのご要望にお応えするべく品揃えについて勉強し、また、2008年からはブロックリーダーとしてお買場のオペレーションを経験することができました。その間、常に目標としたい上司がそばにいて、また、新しい仕事のチャンスを与えてもらいました。その期待に応えたいと思い努力するなかで、多くの方から励ましの言葉をいただけたことに感謝しています。
2009年に正社員として登用され、そして2013年に昇格試験に挑み、メイト社員からの正社員転換者として初めて、マネージャー職に昇格しました。自分に与えられた仕事が評価され、会社が適材適所に配置してくれているからこその結果であると思います。これからも、多くのメイト社員の後輩がマネージャー職をめざす目標をもってくれたらと期待しています。

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グループグループ人材育成の促進

三越伊勢丹グループでは、積極的に人材交流を促すことで、グループの一体感の醸成と次世代人材の育成を進めています。例えば、2011年4月から地域百貨店事業会社の2~5年目の社員全員を対象に、首都圏店舗で1年間におよぶ研修を実施しています。これは、販売の大切さ、厳しさを伝えると同時に、主に商品担当のアシスタントバイヤーとなって、MDシステム・顧客システムを活用した販売状況分析や、買取品を最後まで売り切るための施策、データ分析とお客さまの声を生かした品揃えやベストセラー商品の確保など、商販全般にわたるマーチャンダイジングの知識やフローを学ぶ機会を提供するもので、グループ全体のレベルアップと将来の優秀なマネージャーの早期育成をめざしています。
2013年度は、10人が参加し、帰任後は、研修で習得した知識やスキル、経験を活かし、日々の業務に励んでいます。

Voice
山﨑 裕介 さん
  • 岩田屋三越 婦人・子供営業部
  • エレガンスプラザ エレガンスプラザ1・オーキッド担当
  • アシスタントバイヤー
  • 山﨑 裕介 さん

首都圏での研修ではMD・顧客分析の活用、買取品の消化、ベストセラーの欠品フォロー・確保や基幹3店舗の店舗特性にあった商品投入など多くのことを学びました。また、研修は多くの人と人脈を築き、自分を成長させる貴重な機会となりました。
研修で学んだ情報分析、ベストセラーの欠品フォローを常に心がけ、お買場(売場)スタイリストと情報共有しながら、お客さまが「岩田屋三越でいいお買物ができた」「来て良かった」と思っていただけるお買場づくりを実践していきたいと思います。

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