CSR

雇用・人材(人権)

ハラスメント撲滅

グループハラスメントの撲滅に向けて

三越伊勢丹グループでは、職場の環境整備と生産性向上のための重要な課題の一つとして「ハラスメントの防止」に取組んでいます。

具体的には、グループ各社で働く全ての従業員に対して「ストップ・ハラスメント」冊子を配布するほか、各種社内研修時においてハラスメント防止カリキュラムを実施し、「しない・させない・みすごさない」をスローガンにハラスメント防止の徹底を図っています。特に管理職に対してはEラーニングを実施し、指導とパワー・ハラスメントの違いやメンタルヘルス不全との関係など、マネジメント上の問題についてサポートしています。

相談窓口については、外部カウンセラーによる「ハラスメント・ホットライン」の開設のほか、労使による「ハラスメント防止対策委員会」を設置し、万一ハラスメントが発生した場合についても公正かつ迅速に問題解決ができる体制作りを行なっています。

WEPsロゴ三越伊勢丹ホールディングスは、女性のエンパワーメント原則(WEPs)の最高責任者(CEO)による支持声明へ署名しました。WEPsとは、国連グローバル・コンパクトとUN Womenとが共同で策定したものです。

このページの先頭へ

ダイバーシティ雇用の多様性

三越伊勢丹ソレイユ適材適所のワークシェアリングでお客さま満足の向上へ

より上手に、丁寧かつ正確に。お買場の付帯業務を支援

百貨店の最優先業務は「販売サービス」ですが、店頭では「接客」以外に、事前準備を必要とするさまざまな「付帯業務」が発生します。例えば、ギフト用リボン作りやギフトパッケージにリボンシールを貼る仕事、重い商品を入れても破れないようショッパー(紙袋)を二重にする仕事、お直し承り伝票へのショップスタンプの押印など、多種多様に存在します。販売員が接客時間の合間を縫って、こうしたすべての作業を丁寧に行なうことは、時間と空間の制約があり、困難であるのが現実です。
そこで、店頭の販売員がお客さまと過ごす時間を増やすために、こうした作業を店頭業務から切り離し、「より上手に、丁寧かつ正確に作業してくれる人に専任してもらうことはできないか」との発想から、2004年9月に特例子会社として(株)伊勢丹ソレイユを設立。主に知的障がい者に活躍していただく場として、障がい者の雇用を促進してきました。2011年3月、三越と伊勢丹の統合を前に、(株)三越伊勢丹ソレイユとなり、新宿・落合に加え豊海にも事業所を開設。豊海センターでは主に三越日本橋本店と三越銀座店の販売業務支援を行なっています。

「知的障がい者の方は、同じ作業を反復し、粘り強く正確に作業できる、健常者にはない能力を持っている」と豊海センターの田谷センター長は言います。①人の手でしか出来ないこと、②単純反復作業であること、③工程が少ないことなどの視点により、店頭での付帯業務を主体に、経理や人事など管理部門からも知的障がい者ならではの能力を発揮できる業務を抽出。現在では80種類を超える業務を担っています。
※2013年6月1日現在の三越伊勢丹グループの障がい者雇用率は2.05%です。

社員の声
四王天 正邦さん
  • (株)三越伊勢丹ソレイユ
  • 代表取締役
  • 四王天 正邦さん

「障がい者を雇用しなければならない」という義務感からの視点だけではなく、彼らの能力を活用し、業務性質によって最適人材を配置するワークシェアリングを実現すること。このコンセプトが障がい者雇用拡大や企業利益を向上させ、お客さま満足の最大化に結びつきます。この取り組みにより、店頭の付帯業務は軽減され、その時間を「販売サービス」に充てることができます。また、三越伊勢丹ソレイユで働く障がいを持った社員たちも、本業に貢献する一員として、労働の喜びや社会人としての誇りを感じています。障がいのある人を企業人として育てる環境を整え、そこで働く人たちが喜びを感じ、その成長が事業に貢献できるしくみを構築すること。これは、どこにも負荷がかからず、企業を取り巻くすべてのステークホルダーに利益と幸福感をもたらす取り組みだと考えています。

社員の声
田谷 慎一朗さん
  • (株)三越伊勢丹ソレイユ
  • 豊海センター センター長
  • 田谷 慎一朗さん

2011月3月11日東日本大震災当日に、作業スタッフ6名+指導スタッフ2名でOPENした豊海センターも開設して二年が過ぎました。2012年度には作業スペースを2倍に拡張、要員も作業スタッフ21名+指導スタッフ4名と増員し、業務内容も三越日本橋本店に三越銀座店からの依頼が加わるなど、当センターも作業スタッフの成長と共に拡大しております。これは店頭で働くスタイリスト(販売員)の皆さんに当社従業員の能力が理解され、活用されてきている表れだと思われます。 今後も、お客さまに感動していただけるお店の一員として、スタイリストの一部作業を「きれいに」「丁寧に」代行していくことが、従業員の更なる成長にもつながると認識し、各業務に取り組んで参ります。

このページの先頭へ

三越パーキングサービス高齢者雇用

三越パーキングサービスでは、豊富な経験をお持ちで、ホスピタリティあふれる60歳以上の方を採用対象としており、サービスの維持向上を目的として年間随時の採用を実施しています。2012年は、6名採用しています。(過去4年では通算45名)

また、資格技能と経験に応じた採用配置と訓練昇進の基礎的な仕組みを運用しており、警備業法の交通指導資格制度の枠組みのなかで、合格率43%を推移するなど、従業員の積極的に資格取得するモチベーションが良い循環を生み出しています。

さらに、業務を適正に実施し、気持ちよくお買い物のお手伝いを担うために、資格取得のみならず年2回の研修を自社構築しており、対応好事例の共有やお客さまのアンケート意見を視点として持ちながら、資質向上に向けたロールモデルによる実践型の研修を行っています。その結果三越銀座店での8:00以降のハンズフリーの混雑解消に取り組み、クレーム解消するなど気持ちよくお買い物しお帰りいただくための好事例も生まれました。

1984年(昭和59年)に設立された三越パーキングサービスは、131名の体制で、現在も日本一の駐車場のスペシャリストを目指しています。

【受賞歴】「厚生労働大臣賞優秀賞」高齢者雇用開発コンテスト平成14年10月

社員の声
五十嵐 明さん
  • (株)三越パーキングサービス
  • 営業統括 教育リーダー
  • 五十嵐 明さん

2004年三越日本橋本店の新館オープンにともなう、機械式駐車場における人材募集をみて応募をしたのが始まりでした。以前と全く違う仕事をして、いずれ来る介護や年齢の壁が来るまで、精一杯遣り残しないようにと目標を立てて前向きに取り組み、60歳時点から発想のリセットをして現在に至っております。
現在は、交通誘導業務の7年半を経て、教育統括の立場で、法令研修だけでなく、実践に即した後進の指導をおこない、三越日本橋本店、三越銀座店のパーキングにおけるレベルアップを図っています。具体的には、開店前の時間を使った実践教育を行ないます。安全を優先しなければならない「現場」でのロールプレイングで模範例を示し、安全の理解が気づきになり、誘導員の行動に結びついている状態での、タイミングなどを見計らった声のかけ方などをOJTで行います。駐車場の担当者全員に期待されることは、店頭で期待されることと同じで、お客さまに楽しくお買い物していただく役割を担っていることも併せて指導しています。
今までを振り返り、この仕事を通して思いもよらぬことでよかったなと思う点があります。前職で培ったさまざまなことや価値観をもつ従業員同士が、顧客満足に向けての課題解決や意見交換するなかで、より良い考えやよりよい行動が生み出されることと、素晴らしいお客さまに磨かれながら、価値観や視野をさらに広げることができる点にあります。
大切なお客さまのご来店を最初にお迎えし、気持ちよくお買い物をして頂き、お帰りにお見送りする。相手の気持ちを理解し、自分の気持ちを伝えるコミュニケーションと「気づき」をもってお客さまに向きあい、「いらっしゃいませ」から、「おこしくださいませ」を仲間とともにこれからも実践し続けます。

このページの先頭へ