CSR

品質・安全性(消費者課題)

三越伊勢丹グループでは、お客さまに安心してご来店、お買物していただくために、品質管理や、安全な環境づくりに取り組んでいます。お客さまに満足だけでなく、「感動」していただくための取り組みに力を入れています。


Topics

伊勢丹府中店食の安全への取り組み

府中店では、食に対する安全の意識を高めるため、さまざまな取り組みを行っています。
食に携わる責任者(食品お買場(売場)・レストラン・従業員食堂)については、食品衛生管理者の資格習得を義務付けています。 2012年度は府中店で23名在籍しています。
また、お買場全体にその意識を高めるため、毎月、テーマを設けた点検朝礼を実施しています。 2012年6月4日・5日には、東京都多摩府中保健所の講師をお招きし、衛生講和を開催。お取引先の従業員を含めた97人が参加。知識を深めています。

  • 食品衛生責任者手帳食品衛生責任者手帳
  • 衛生講和の様子衛生講和の様子
社員の声
伊藤 学さん
  • 伊勢丹府中店
  • 総務部 部長
  • 伊藤 学さん

伊勢丹府中店の売上のうち、食に関わる、食品とレストランで44%と高いシェアを占めています。徒歩圏内で、週に何度もご来店いただけるお客さまも非常に多く、そういったお客さまのライフスタイルの一部を担っていると感じております。そういったことを踏まえ、食の安全性へのスタイリストの知識や、意識の向上が、非常に重要だと思い、食品衛生士の資格を習得推進しています。資格を習得する事により、商品の管理方法、取り扱いについて、お取組先の方にも自信を持って、ご協力を依頼する事ができるようになりました。また、衛生講和には、厨房人員から、通常袋に入って直接商品に触れることの無い焼き菓子担当などに至るまで参加してもらい、全員参加で意識を高めています。

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Topics

日本橋三越店国内最大級の都心型免震レトロフィット

三越日本橋本店は本館が大正3年(1914年)の創建で、2014年で100年を迎えます。大正から昭和にかけて3回、昭和30年代に2回の増改築が行われ、その規模は創建時のほぼ4倍に拡張されています。
平成7年1月17日の阪神・淡路大震災をきっかけに、耐震性の調査を行い、建物の安全性をより高めるための改修工事を計画いたしました。平成11年に東京都の歴史的建造物第一号に選定されたこともあり、外観を変えずにお買場(売場)空間への影響もほとんどない工法として、免震レトロフィットを選択。5年間の調査機関を設け、平成17年9月に着工しました。
工事は店舗営業を続けながら2年9ヶ月をかけて、平成20年5月に完了。平成23年の東日本大震災が発生したときには、お買場の食器などが割れるなどの被害は全くなく、従業員はお客さまの安全確保のために動くことができました。また、帰宅できなくなったお客さま約1000名の方に、おにぎり、お水などを用意し店内で一夜を過ごす場所を提供することができました。


※免震レトロフィット
既存の建物の基礎部分に免震装置を設置して免震構造にする事。


  • 設置された免震装置「鉛プラグ入り積層ゴム」258箇所、「弾性すべり支承」56箇所で、合計314箇所に及びます。設置された免震装置「鉛プラグ入り積層ゴム」258箇所、「弾性すべり支承」56箇所で、合計314箇所に及びます。
  • 免震装置鉛プラグ入り積層ゴムの断面免震装置鉛プラグ入り積層ゴムの断面
  • 2011年3月11日の東日本大震災時の揺れをあらわす指標。3cmほどの揺れ幅しかありませんでした。2011年3月11日の東日本大震災時の揺れをあらわす指標。3cmほどの揺れ幅しかありませんでした。

消火装置スプリンクラーの散水実験の模様。店頭裏バックヤードに高く荷物を積み上げると、いざというとき、スプリンクラーから水が出ても、邪魔になることの知識を深めました。消火装置スプリンクラーの散水実験の模様。店頭裏バックヤードに高く荷物を積み上げると、いざというとき、スプリンクラーから水が出ても、邪魔になることの知識を深めました。

また、日本橋三越本店では、お客さま就業員含めた1万人が館内に避難しても、1週間はもつ水を備蓄。食糧や毛布も蓄えています。
月2回の防災訓練等を通じ、全ての従業員がお客さまに対応できるスキルを身につけるよう備えています。

社員の声
臼井 明さん
  • 三越日本橋本店
  • 総務部 マネージャー
  • 臼井 明さん

免震工事を進める上で、店舗の営業をつづけながらの工事で、苦労も多かったですが、東日本大震災の際にも、お客さまに何ら不安を与えることがなく、改修工事を行ってよかったと実感いたしました。改修工事により、ハード面は整いましたが、防災はソフト面の対策も重要と考えています。地震が起きたとき、お客さまが慌てて外に飛び出さないよう、ガラスの近くに寄らぬよう、エレベーター・エスカレーターを使わぬよう、従業員が声掛けし、避難誘導ができる。そうした的確な対応が被害を減らすことにつながると考えています。

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Topics

伊勢丹浦和店防災訓練

消火器を実際に持ち、訓練します消火器を実際に持ち、訓練します

伊勢丹浦和店では、防災訓練の精度を上げるべく、さまざまな取り組みを行っています。
消防訓練に関しては、お買場(売場)の責任者である、セールスマネージャー、アシスタントセールスマネージャーについては、火災発生時の地区隊長の役割をになう立場にあるので、訓練の前に全員参加の説明会を実施し、理解度を上げています。万が一の際、全員が地区隊長として対応できるような訓練を行っています。
また、初期消火の重要性をかんがみ、お買場のお取組先販売員を含む全スタイリスト(販売員)が、近くにある消火器三ヶ所の場所を把握し、かつ全員消火器を使えるよう、実践的な訓練を行いました。

社員の声
上谷 毅さん
  • 伊勢丹浦和店
  • 総務部 部長
  • 上谷 毅さん

浦和店では、万が一火災が発生したときに、全員が初期消火に自発的に当たれるような訓練を行っています。特に火の元がないお買場(売場)では火災が起こるはずがないと思っているスタイリスト(販売員)が多いのですが、火災の原因は30%が放火ですので、まずその先入観を取り除くことから始めました。普段から店頭にいるのはスタイリストであり、第一発見者になりうることも意識させ、火災を発見したら、まず自らが消化活動を行うことを意識付けしています。そのために全スタイリストに、消火器の場所を必ず3箇所言えるよう徹底、模擬消火器による消化活動訓練も参加させています。消火器の重さなど、体感していただくと、非常に重いことに驚かれます。本当の火災の場で驚くことのないよう、より実践的に取り組んでいきたいと思います。

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消費者課題

正しい知識で商品情報提供・商品点検、また、徹底した「食の安心」への意識を高め、安心してお求めいただけるよう、お取組先とも協同し、取り組んでいます。

製品情報の提供/安全性への努力(品質管理の取り組み)

品質管理の取り組み

三越伊勢丹グループでは、三越伊勢丹ホールディングスMD戦略部MD管理担当の品質管理において、全国の三越伊勢丹百貨店店舗の品質基準やルール等を策定し、お買場の「安心・安全」を管理・サポートしています。

① 全店お買場商品点検の取り組み


三越伊勢丹 品質管理では、全店に向けて毎月、商品点検テーマを発信。各店にお買場(売り場)での点検を促進しています。繊維製品と雑貨と食品の3つのカテゴリーで、商品苦情に結びつく汚れ、キズなどの要因をチェックする基本的なテーマと表示の正しい表記をチェックするコンプライアンス上のテーマを設定、各店からお買場責任者のセールスマネージャーに知らされ、現場でテーマに沿った商品点検が行われています。お買場のスタイリストの意識を高めることで、商品事故の撲滅を目指しています。

岩田屋三越お買場点検

社員の声
武田 真理子さん
  • 岩田屋三越
  • 店舗運営
  • 武田 真理子さん

岩田屋三越3店舗では、品質管理から発信される商品点検テーマをもとに、チェックシートを作成。前月の課題の例も掲載して発信しています。また、意識の高いセールスマネージャーの点検方法など、店内で共有出来るよう、情報も流し、また、点検がうまくいっていないところはアシスタントセールスマネージャーを含めたミーティングを実施。何故できないのか原因究明しながら、商品点検に対する意識付けを行っています。

  • お買場責任者の指示のもと、商品点検開始(岩田屋本店 家庭用品お買場)お買場責任者の指示のもと、商品点検開始(岩田屋本店 家庭用品お買場)
  • 各種家庭用品が集積されたコーナーを全員で点検各種家庭用品が集積されたコーナーを全員で点検
  • 点検終了後、チェックシート回収点検終了後、チェックシート回収
  • 色むらが見つかった商品 色むらが見つかった商品
  • 見つかった不適合の照会と不適内容の説明と、点検の必要性とチェックポイントを全員で再確認見つかった不適合の照会と不適内容の説明と、点検の必要性とチェックポイントを全員で再確認

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② 食の安全への取り組み


三越伊勢丹品質管理では、各店の食品衛生推進者を中心とした食品衛生管理体制を推進し、食の安全の意識付けを行っています。食の事故に対する予防に関する取り組みとして、お買場(売場)での衛生教育や、厨房の衛生チェックなど食品衛生推進者による日々の食品衛生管理ができるようサポートを行っています。また、定期的に店内製造品のぬきとり検査も実施、お客さまが安心してお召し上がりいただけるよう努めています。

伊勢丹新宿本店三越伊勢丹銘店会との衛生点検

  • お開店前に集合、チェックシート、点検箇所を確認します。点検箇所は自分の担当外が割り当てられます。お取組先の方と、社員とがペアで点検にあたります。チェックシートには前回点検し課題となったポイントが記載されています。開店前に集合、チェックシート、点検箇所を確認します。点検箇所は自分の担当外が割り当てられます。お取組先の方と、社員とがペアで点検にあたります。チェックシートには前回点検し課題となったポイントが記載されています。
  • 店頭裏の倉庫のチェックの様子。包装紙などが床に直置きされていないか、ゴミが落ちていないかなど確認します。店頭裏の倉庫のチェックの様子。包装紙などが床に直置きされていないか、ゴミが落ちていないかなど確認します。
  • 厨房のチェックの様子。手洗い所なども含めて点検しています。前回の課題が改善されているかがポイントになります。厨房のチェックの様子。手洗い所なども含めて点検しています。前回の課題が改善されているかがポイントになります。
  • 店頭のチェックの様子。天井も含めた入念なチェックが行われます。店頭のチェックの様子。天井も含めた入念なチェックが行われます。
  • 点検終了後、チームで集まり点検箇所のチェックした内容をまとめます。点検終了後、チームで集まり点検箇所のチェックした内容をまとめます。
  • 話し合った内容を発表・報告。厳しい指摘がされます。話し合った内容を発表・報告。厳しい指摘がされます。
  • 最後に、品質管理吉田さん、食品営業部営業部長田中さん販売担当長久間さん、三越伊勢丹銘店会の安全衛生部会の榮太郎社長 細田さんの4名からまとめがありました。最後に、品質管理吉田さん、食品営業部営業部長田中さん販売担当長久間さん、三越伊勢丹銘店会の安全衛生部会の榮太郎社長 細田さんの4名からまとめがありました。

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③ 適正素材、表示への取り組み


お取組先と、バイヤー、品質管理担当が一緒にチェックを行い、取り扱い表示や仕様について話し合います。お取組先と、バイヤー、品質管理担当が一緒にチェックを行い、取り扱い表示や仕様について話し合います。
品質管理担当の意見で、デザインや仕様の変更がバイヤーやお取組先に提案されることも品質管理担当の意見で、デザインや仕様の変更がバイヤーやお取組先に提案されることも

三越伊勢丹グループでは、仕入れ構造改革に取り組む中、オリジナルの商品を、お取組先と一緒に開発しています。そのような商品に対し、三越伊勢丹グループが責任を持って商品をご提案できるよう、品質管理では、三越伊勢丹グループとしての表示をどうするか、また、素材の試験結果によっては改善方法の指導や販売時のケア表示の指示をするなど、商品の企画・選定にあたるバイヤーとお取組先とのミーティング等にも参加しながら、ものづくりを品質の面からサポートしていく試みをスタートしています。2012年にはトライアルとして、一部のオリジナル商品に対して「商品カルテ」(品質管理が試験データや仕様等を確認の上、適正な表示を指示したもの)を作成、お取組先が商品を製造する前に課題を発見して事故防止ができるよう、仕組みづくりの検証を行いました。今後はものづくりの場である工場の選定など、川上までさかのぼった取り組みにしていく予定です。

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