CSR

社外からの評価(第三者意見) CSRレポート2013

秋山をね

株式会社インテグレックス 代表取締役社長

秋山をね

1.評価したい点

 同社のCSRウェブサイトおよびCSR報告書2013で報告されている活動の中で、特に印象深いのは、「日本のもの・ことづくり」です。日本の文化・技術・伝統・ライフスタイルの提案を通じて、産地、職人、技術とお客さまをつなげ、日本を元気にしていこうとする取り組みを、2011年度より継続して実施していますが、これは、人とモノをつなぐことで、人と人をつなぎ、人の輪を広げることができる百貨店の強みを活かしたものといえます。今年2月には、日本の良いもの、良い人を世界に紹介するために、ニューヨークで、「NIPPONISTA」ポップアップストアを展開するなど、活動を海外にも広げています。三越伊勢丹らしいセンスの良さで、さらに「日本」を発信し、日本を元気にしていかれることを期待します。

 また、「KISS THE HEART」や「グリーンサンタ基金」の取り組みも、ショーウィンドウを利用したり、店舗にみえるお客さまと一緒になって取り組むという、百貨店ならではの取り組みといえます。今後も、お客さまの要望や期待に応えるだけでなく、お客さまを巻き込み一緒に活動を行うことで、お客さまに「感動」を生み出すような取り組みを続けられることを期待します。

2.努力を求めたい点

  昨年11月、多くのホテルや百貨店のレストランや食品売り場で食材の表記問題が発覚、同社でも同様の問題があったことがわかりました。「向きあって、その先へ。」をグループスローガンとして、「お客さま一人ひとりと向きあい」、「将来にわたり、かけがえのない信頼関係を築いて」いくことを目指している同社で、このような問題が起こったことは、残念でなりません。「三越伊勢丹」というブランドは、お客さまからの信頼によってこそ支えられていることを肝に銘じ、「向きあう」とは、どういうことかを、全社一丸となって問い直されることを希望します。

 また、本問題については、ホールディングスのホームページで、逐次プレスリリースを掲載すると共に、三越、伊勢丹の各ホームページで、「重要なお知らせ」からプレスリリースにアクセスできるようになっていましたが、CSRのサイトには、一切の記述がありませんでした。今後は、再発防止策の実践状況等について、是非、CSRのサイトでも報告されることを希望します。

 

プロフィール


秋山をね

株式会社インテグレックス代表取締役社長


慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院修了、ファイナンス修士。
大学卒業後、米系証券会社にて外国債券のトレーダーを務める。2001年に、社会責任投資(SRI)および企業社会責任(CSR)の推進を行なう(株)インテグレックスを設立、代表取締役に就任。現在、社会的責任投資フォーラム(JSIF)共同代表理事なども務める。

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第三者のご意見をうけて

今後、「重要なお知らせ」をホールディングスホームページに掲示する時は、CSRのサイトでも閲覧できるようにいたします。
また、再発防止策については問題発覚直後より、

弊社担当者とレストラン店長との定期的な「レストラン メニュー」表記の確認と、新たに弊社担当者とレストラン運営会社の調理・仕入れ部門担当者の双方で、「レストラン メニュー」表記の厳密な点検を行っています。
新規メニュー導入やメニュー表記の変更を行う場合は、店長・調理部門担当者、弊社レストラン
部門担当者・品質管理部門担当者が連携し、「レストラン メニュー」表記の内容と、使用している原材料の確認を行っています。
食品衛生法、JAS法、景品表示法など関連する法令につきまして、レストラン・調理部門を含む従業員に周知徹底するために、2014年4月より、経営直下に新組織を設けるとともに、営業本部及び商品グループ統括部にコンプライアンス担当を設置して、安全・安心への取り組みを強化する体制にいたしました。

上記の進捗を含め、食の安全・安心への取り組みは、今後、CSRサイトにてお知らせしてまいります。

以上

三越伊勢丹グループCSRレポート2013 ダイジェスト版 はこちらをご覧ください。

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