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三越伊勢丹グループ CSRレポート2012 第三者意見

秋山をね

株式会社インテグレックス
代表取締役社長

秋山をね

1.評価したい点

 新3ヵ年CSR計画の初年に当たる2012年は、前年までのグループ中期計画の実績と課題を踏まえて、あるべき姿を定め、その実現を目指す上で、本業を通じて取り組む姿勢がより強くなっていると感じます。

 CSR活動ハイライト(CSRレポートでは「特集」)で紹介される「JAPAN SENSES」の取り組みは、世界で通用する日本の伝統・文化を伝え、新しい価値として再認識してもらい、作り手や産地を活性化して「日本を元気にしていく」ことを目的としていますが、作り手(産地)と使い手(お客さま)をつなげる「つなぎ手の役割」という、まさに百貨店ならではの強みを活かした取り組みといえます。

 従来の3つの重点分野においても、例えば「環境改善」における店舗・物流センター・事務所ビルなど、全国29拠点の一斉LED化や、複数店舗での、お客さまを巻き込んだ「グローバルグリーンキャンペーン」、また、「雇用・人材」における、一層の働きがいやイノベーションを目指した「スタイリスト」の呼称導入やその表彰・認定制度の開始、業務性質による最適人材の配置によるワークシェアリングを目指した特定子会社「三越伊勢丹ソレイユ」の取り組み等、本業の中で活動が展開されており印象的です。

 「地域・社会貢献」においても、東日本大震災で被災・閉店した石巻三越の再オープンや震災復興への取り組みを始め、各店舗でそれぞれの地域に密着した取り組みを継続して実施しており評価できます。

2.期待したい点

 自然と人、社会と人、それぞれが一体となることを意味する「一円融合」を唱えた二宮尊徳は、今の自分のあることに感謝(報徳)し、絶えず楽天的・前向きに生き抜きました。

 「お客さま」が「マイデパートメントストア」に「ワクワクドキドキ」するためには、まずは「お客さま」や「社会」に報い、「JAPAN SENSES」にみられるような「元気」で「楽しい」取り組みを推進することが重要であると考えます。まさに社会的課題を事業機会と捉え、「ワクワクドキドキ」する取り組み(イノベーション)をとことん追求していくことが望まれます。

 今後も、「つなぎ手の役割」を果たすことができる百貨店として、さまざまな場面での「一円融合」を促進し、「ただ、モノを売るのではなく、お客さまと、ほんとうに豊かな未来をつくるために」、社会と融合した事業を行っていかれることを期待します。


プロフィール

秋山をね
株式会社インテグレックス代表取締役社長

慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院修了、ファイナンス修士。
大学卒業後、米系証券会社にて外国債券のトレーダーを務める。2001年に、社会責任投資(SRI)および企業社会責任(CSR)の推進を行なう(株)インテグレックスを設立、代表取締役に就任。現在、社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan)代表理事なども務める。

三越伊勢丹グループCSRレポート2012 ダイジェスト版 はこちらをご覧ください。

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