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エンゲージメント:社外からの評価(第三者意見)

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三越伊勢丹グループ CSRレポート2011 第三者意見

秋山をね

株式会社インテグレックス
代表取締役社長

秋山をね

1.評価したい点

 三越伊勢丹グループは、統合を機に、企業理念に基づくめざすべき姿を定め、その実現に向け最優先で取り組むべき課題として、3つの重点分野を設定し、3年後の目指す姿と戦略目標を明確にしたCSR中期計画を策定して、活動を実施しています。2011年は、中期計画の最終年度に当たりますが、「環境改善」、「品質・安全性」、「雇用・人材」のすべてで着実に取り組みを進め、多くの項目で成果をあげており評価できます。
  本年のCSRレポートでは、「特集」で、4つの活動について、企業理念のなにを具現化し、どのような社会課題の解決に結びついているかを報告しています。全員参加の草の根運動により理念の具現化に向けた課題解決を図る「『職場の約束』運動」、「雇用」だけでなく、適材適所のワークシェアリングがお客さま満足の向上につながる「三越伊勢丹ソレイユ」、「環境改善」だけでなく、人が集う公共性を持った社会的空間を意識した「銀座テラス」、人が集まる百貨店ならではの地域コミュニティづくりに貢献する「子育て広場 たんと」等、どれも興味深い内容となっています。また、重点分野の取り組みでも、店舗でお客さまと取り組む活動や、お客様へのライフスタイルの提案等、百貨店の強みを活かした取り組みが印象的です。

2.期待したい点

 CSRには、3つの「I」が必要とされます。1つ目は、「Integrity(インテグリティ)」。ビジョンや理念の実現に向けて、言っていることとやっていることを一致させるという組織の誠実さが必要です。2つ目は、「インテグリティ」によって勝ち得た「信頼」をベースに行なう「Innovation(イノベーション)」。社会から必要とされる企業として持続的に成長していくためには、新しいサービスの創造のための工夫、改善、改革が必要不可欠です。最後に、企業と人、企業と企業、企業と社会、それぞれがもてる力を発揮しながら一体となることを目的とした「Ichien-yugo(一円融合 二宮尊徳)」が重要となります。
 社会的存在としての企業のあり方が、以前にも増して重要となる中、モノと人、人と人をつなぐことができる百貨店を中心としたグループの力を発揮して、今後も、「かかわりのあるすべての人々のその先(未来)が豊かになる」ための「こころが動くイノベーション」を期待します。

プロフィール

秋山をね
株式会社インテグレックス代表取締役社長

慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院修了、ファイナンス修士。
大学卒業後、米系証券会社にて外国債券のトレーダーを務める。2001年に、社会責任投資(SRI)および企業社会責任(CSR)の推進を行なう(株)インテグレックスを設立、代表取締役に就任。現在、東洋経済新報社サステナビリティ報告書賞審査員、社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan)代表理事なども務める。

三越伊勢丹グループCSRレポート2011 ダイジェスト版 はこちらをご覧ください。

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