CSR

エンゲージメント:CSRレポート(バックナンバー)

HOMECSR > エンゲージメント: 社外からの評価(第三者意見)> バックナンバー2010年

三越伊勢丹グループCSRレポート2010 第三者意見

■対象期間: 2009年度
秋山をね

株式会社インテグレックス
代表取締役社長

秋山をね

 CSRレポートは、企業理念実現のための取り組みに対するコミットメントの発信ともいえます。本年もそのような視点から意見を述べたいと思います。

1.評価したい点

 トップメッセージで、「グループのCSR活動は、グループ企業理念の実践」と明確に位置づけ、理念実践のための3つの重点分野(「環境改善」「品質・安全性」「雇用・人材」)でどのような取り組みを進め、新たなチャレンジを行っているかを紹介しています。
  全編を通じて、重点分野での取り組み報告をしていますが、ウェブでは、各重点分野の活動計画と進捗状況、次年度に目指す姿を表形式で掲載すると共に、具体的な取り組み報告において、活動がどの分野に属し、どのステークホルダーに関するものであるかが明記されており、活動がよく整理され、PDCAを回しながら計画的に取り組まれていることが感じられます。
 具体的な取り組みでは、「職場の約束」運動を通じたお客さまの声を生かしての子供服のリユースが印象的でした。従来からのお客さま参加による環境活動同様、お客さまや仲間たちと「向き合って」生まれた、百貨店の強みを生かした取り組みだと思います。

2.今後に期待したい点

 前々回のCSRレポートでは、「事業を通じて社会的課題の解決に貢献する企業だけが、変化の激しい社会の中で進化していくことができる」、前回は、「百貨店業界における最大級のピンチを進化のための大きなチャンスととらえ『世界随一の小売サービス業』に向かって進化されていくことを期待する」と述べました。
 2011年3月の東日本大震災をきっかけに、進化のスピードは極限の速さを求められます。目先の繁栄ではなく、本当に持続可能な社会を築いていくために何が必要か、何ができるのか、一人ひとりが考え、行動していかなければなりません。今回の震災では、人と人のつながり、絆の大切さを改めて感じました。モノをつなぐだけでなく、人をつなぐこともできる百貨店として、持続可能な社会のために何をすべきか、何ができるかを改めて考え、「その先へ」向けた活動を展開されることを期待します。

プロフィール

秋山をね
株式会社インテグレックス代表取締役社長

慶應義塾大学経済学部卒業。青山学院大学大学院修了、ファイナンス修士。
大学卒業後、米系証券会社にて外国債券のトレーダーを務める。2001年に、社会責任投資(SRI)および企業社会責任(CSR)の推進を行なう(株)インテグレックスを設立、代表取締役に就任。現在、内閣府「新しい公共」推進会議委員、東洋経済新報社サステナビリティ報告書賞審査員、社会的責任投資フォーラム(SIF-Japan)代表理事なども務める。

三越伊勢丹グループCSRレポート2010 ダイジェスト版 はこちらをご覧ください。

このページの先頭へ

バックナンバー(CSRレポート/第三者意見)

関連リンク

このページの先頭へ