企業情報

ごあいさつ

百貨店本来の商売に立ち返るための変革、継続。そして、感動の先にある「真の百貨店」をめざして。

 2016年の経済環境を振り返りますと、年明けの日銀のマイナス金利に始まり、世界的に想定外の出来事が続く激動の1年となりました。消費を取り巻く環境は、将来の先行き不透明感や恒常的な衣料品の不振により厳しい状況が続いているため、業界では一部に再編の動きもみられました。三越伊勢丹グループにおいても、基幹店を含む国内百貨店の売上が想定以上に落ち込んだため、この環境変化に対応し成長を続けていくための中長期計画の見直しと精度向上を図っています。

 迎えた2017年も世界経済は楽観できない状況が続くことが想定されますが、私たち百貨店は長い歴史の中において、常にお客さまの生活に寄り添い、その時代に合った豊かなライフスタイルの創造を続けて参りました。

 少子高齢化時代を迎える日本において、IoTの進化も相まって、消費ニーズの多様化はかつてないほど急速な変化を遂げています。当社グループではこの逆境を将来の成長に向けたチャンスと捉え、新たな潜在ニーズを掘り起こし、価値創造を図って参ります。

 また、百貨店事業の構造改革や事業の選択と集中を実行し、10年後にも小売業グループとして生き残っていくという強い意志と覚悟を持ち、2018年度までに様々な改革を実行していきます。そして、将来の成長に向けて戦略を推進していくためにも、グループで働く従業員がやりがいをもって日々の仕事に臨めるよう、多様性を尊重し、一人ひとりの力を最大限発揮するための制度拡充や働く環境の改革を引き続き進めて参ります。

 本年も今まで以上に、お客さまとの接点である現場力を磨き上げ、お客さまと真摯に向きあい、信頼でかがやき続ける小売業グループを目指してまいります。

 今後とも三越伊勢丹グループにご期待ください。

代表取締役社長執行役員 大西 洋