百貨店を取り巻く環境は、昨年始まった欧州危機などの海外景気の動向や円高・株価の変動、消費税の増税論議、さらには業界を超えた競争激化など、依然として厳しく、消費マインド回復の道筋を見通すことが難しい状況です。
昨年の未曾有の大震災で、お客さまの心理も震災を境に大きく変化しているなか、百貨店の使命とは何か、改めて考えさせられました。三越伊勢丹グループが今、期待されていることは、人と人との絆を大切にし、お客さまと共にたくさんの感動を生み出していくことです。
今年の三越伊勢丹の年間広告は、「こころが動く。すべてが動く。」です。「環境・モノ・コト」を通じて、お客さまの人生の様々なステージ、あらゆるシーンでお役に立つことで、お客さまの夢と感動を実現することが当グループの使命です。今年は、その使命実現に向け、一つでも多くの新しい商品・サービスを創造することにチャレンジいたします。
本年、三越伊勢丹グループは、グループビジョンである「世界随一の小売サービス業グループ」となることをめざし、新グループ3ヶ年計画(2012~2014年)をスタートいたします。グループ最大の価値であり資産である新宿・日本橋の基幹店のリモデルを通じて、常に新しく、付加価値の高い商品・サービスを提供し続け、百貨店業界のシンボルとなることで、世の中に改めて百貨店の魅力を最大限にお伝えしていきます。
同時に、様々な新しいチャレンジも行ってまいります。その一つとして、駅ビルや空港への小型店の新規出店、食品スーパーの出店再開など、多くの方々が訪れる場所で、より多くのお客さまに、より便利により身近に三越伊勢丹グループをご利用いただくことで、お客さまとの新しい接点を増やしていくことに取り組みます。
海外では、中国とマレーシアに新店舗を出店し、海外事業を成長の柱の一つとしていきます。こうして国内外で、三越伊勢丹グループの魅力を最大限にお伝えすることに引き続き注力いたします。
また、2011年から行っている、日本の産地を改めて見直し、素晴らしい職人、優れた技術を三越伊勢丹グループを通じてお客さまにお伝えすることで、日本のモノづくりに貢献をしていく活動など、本業を通じた社会貢献にも継続して取り組んでまいります。
三越伊勢丹グループは、明るい未来、希望のある日本のため、お客さまと向きあって、私たち自らが変革し「真の百貨店」となることで、お客さま、日本のために三越伊勢丹らしい新たな価値提供に取り組んでまいります。
今後とも変わらぬご支援・ご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。









